河口湖「富士レークホテル」で美味しいフレンチ

河口湖は有名なホテルが多々ありますが、フランス料理好き食いしん坊さんは「富士レークホテル」がお勧めです。東京から車で1時間ちょっと、レストラン「プルミエ」へ行きましょう♪

伝説のフランス人シェフDaniel Paquet（ダニエル・パケ）シェフが山梨県の個性や風土、伝統的な食文化を伝える素晴らしいフランス料理を作られています。

パケシェフと握手しようとしたら、手を握られてしまいました！さすがフレンチシェフ。

思わず笑顔になってしまうフランス料理は、都内では味わえない山梨県、河口湖の素晴らしい食材が使われています。１泊２食（朝食とフレンチディナー）温泉が、27,500円〜です。

ダニエル・パケシェフは、「マキシム・ド・パリ」パリ本店「銀座マキシム・ド・パリ」のシェフを務め、ホテル椿山荘「カメリア」の料理長としてもご活躍。40年以上、日本人が喜ぶフランス料理を作り続け、70歳を超えて、次の職場に選んだ場所が富士レークホテルでした。

Daniel Paquet Career introduction パケシェフの紹介動画河口湖「富士レークホテル」

https://www.youtube.com/watch?v=C6qmZaIyHAY

女将井出薫子さんからお聞きしたところ、4年前、このビックな移籍話を繋いだのが酒井一之シェフでした。初めてパケさんが富士レークホテルに来た時、とても良いお天気で、富士山の美しい景色に感動されて、他のホテルからも来ていたオファーを断り、単身赴任で河口湖に来て、シェフとして仕事をすることを選ばれたそうです。

観光地の老舗ホテルだからこそできる大胆なチャレンジと、パケシェフの思い切りの良い選択ではありますが、透明度の高い河口湖と富士山の絶景は、外国人であるパケシェフが魅了されたのもよく分かります。

今回、富士レークホテルでパケシェフのフレンチを食べさせていただいて、私が感じたのは日本人に迎合するのではなく、本物のフランス料理を作りたいと願い、食材選びから調理まで妥協はなく料理を作られている点です。

そこには古き良き時代のレシピの面影はありますが、現代に合わせた軽さや、甘さを控えている点が食べやすく、素材の味を引き立てるように作られたフランス料理でした。

県内生産者の元へ行き、直接話をして仕入れたり、ブイヨンや、燻製なども全て手作業。何時間もかけて丁寧に調理をされているそうで、一緒に仕事をしている若い料理人達の刺激になっているそうです。

コース料理は、富士山の天然水で育てた有機野菜や、河口湖産わかさぎ、甲州地どり、富士の介（ふじのすけ・山梨県水産技術センターが「キングサーモン」と「ニジマス」を交配し開発した養殖魚）、鹿肉（やまなしジビエ）もあり、ホテルで焼いているパンも本格的です。

個性豊かな山梨ワインとのマリアージュも最高でした！都内では手に入りにくい貴重な食材・ワインばかりです。

Menu メニュー

Amuse bouche

アミューズ・ブーシュ　マトウダイのすり身のフラン

茶碗蒸しのような前菜。ブイヨンの美味しさに、疲れた胃袋がシャキッと元気になります。

La friture de lac de Kawaguchiko en escabèche

河口湖産ワカサギのエスカベッシュ（魚肉などのから揚げを酢漬けにした料理）

カリッとしたワカサギが美味しい！ゴールド色の山梨県KIZAN SPARKLINGがよく合いました。

Bouillon de volaille et quenelle aux shiitakes

鶏のブイヨン　椎茸のクネル

鶏のブイヨン（お出汁）はさらりとしたクリームで椎茸クネルと抜群の美味しさ。これは全員大絶賛。

Darne de Fujinosuke grillée,beurre citronné et légumes nouveaux

富士の介のグリエ　レモンバター風味春野菜添え

ほうれん草ピューレの上に旨味の強いトマト。野菜たっぷり2種のソースで香り豊かな魚料理でした。

Sorbet au Nihon Shiu “Kainokaiun”

日本酒「甲斐の開運」のソルベ

Contrefilet de chevreuil rôti a la polatzoff Quelques Légumes st riz au beurre

鹿ロース肉のロティ　ポラゾフ風バターライスと季節の野菜添え

山梨ワインは個性豊かで、リーズナブルです。県産食材とのマリアージュは素晴らしいです！

Les fromages du jour pain aux noix

フランス産チーズと胡桃とパン

コース料理にチーズが入っているのはパリと同じスタイル。ここはフランス産カマンベール。

mille-feuille aux fraises

ナポレオン・パイ

かなりのボリュームでしたが別腹。見た目より軽くて、ミルフィーユがパリッと美味しい！

Friandises

小菓子

café ou thé

コーヒーまたは紅茶

Pain baguette

自家製バゲットパン

Chef Daniel Paquet

Cuisine Française

フランス料理プルミエ

ダニエル・パケシェフ

デザートで特別に出していただいた「ナポレオンパイ」は、2015年に閉店したフランス料理店「銀座マキシム・ド・パリ」の定番スイーツ「苺のミルフィーユ」でした。富士レークホテルでは「ナポレオンパイ」という名称で販売され、ロビー階のカフェでも提供されています。あの伝説スイーツが河口湖でいつでも食べられるのは凄いことです！

お土産はホテルロビーで焼きたてパンを購入して帰りましょう。