「最近、ラム肉って人気がありますよね。」
昨日、莫莫居 鶯の川島料理長から言われた嬉しい一言です。
2017年8月、柴田書店「月刊食堂9月号」で「ラム肉」を取り上げてくださってからというもの、料理雑誌だけではなくファッション誌をめくっていても、骨つきの美味しそうなラムチョップや、艶の良いピンク色のローストを見かけることが増えました。
さらに、 5/7発売の「dancyu6月号」は「羊」特集!いよいよ厨房男子が自宅でラム肉を買って、料理を作るフェーズに突入です。
<ラム肉のイメージが大きく好転している理由>
それは、ラム肉を取り巻く生産・加工・物流システムの発展や、その豊富なレシピについての理解が進んできたことにあると私は考えています。
ラム肉は、温度管理がとても大切なお肉です。生産地からチルド・冷凍で輸入され、コールドチェーンを切らすことなく、生産地から流通、そしてお客さまの冷蔵庫まで運ばれることで、とても良い状態のラム肉が食べられます。
2004年のジンギスカンブームを覚えていますでしょうか?
狂牛病が発生し、牛肉が食べにくくなったその時、あまり馴染みのなかったラム肉の消費が大きく伸びましたが、当時はラム肉の調理に関する知識やノウハウが欠けているお店が多く、逆にラム肉は臭いというネガティブなイメージを植えつけてしまったように思います。
食のプロですら、昔ながらのイメージが根強いようで、「匂いがあるから、あまり売れないよね。」という声もチラホラ耳にします。
そんな皆さまに、料理セミナーなどでチルドのオージー・ラムをお召し上がりいただくと、皆さま一様に驚かれます。
臭み?→いえいえ、香りは気にならず、クセになります。
筋が多い?→いえいえ、ラム肉は12ヶ月以下の仔羊肉なので、柔らかくて食べやすいですよ。
料理の幅が狭い?→いえいえ、中国料理、洋食、バル、居酒屋なんでもOK。
さらに、ハラール認証を取得しているラム肉なら、宗教上の理由で食べられない人がいないお肉なので、様々な国籍・宗教の方が参加するパーティには最適な食肉です。
そして最近、日本以外のアジア各国は、ラム肉料理が大人気。
ショックなことに、日本はラム肉消費量で韓国に抜かされました。
昨年以降、韓国でラム串焼きのチェーン店が流行したためで、もう、近隣国で「ラム肉が嫌い」っていうのは日本人くらいです。
ゴールデンウィークは、近場で楽しむ!という方は中野のフェスにもいらしてくださいね。行列しているかもしれませんが、味では絶対に後悔させません。
ラムバサダーフェスティバル2018 in なかのアンテナストリート ~羊肉の日を熱く盛り上げる!!羊肉好きの春祭り~
日時:2018年4月29日(日)11:00〜16:00
場所:中野セントラルパーク
住所:中野区中野4-10-2
昨年開催時には1万人前後の来場者があり、終了時間前にはすべての店舗で売り切れとなってしまうほどの盛況振りだった「ラムバサダーフェスティバル」を、本年も羊肉需要を盛り上げるべく、羊肉の日の4月29日(日)に開催することになりました。
当日はオージー・ラムのPR大使「ラムバサダー(LAMBASSADOR)」に任命されている有名・人気店のシェフをはじめとしたメンバーが、様々なジャンルの自慢の料理で、皆様にラム肉の魅力をお伝えします!
写真のメンバーがラムバサダーです。
主催:ラムバサダーフェスティバル2018準備委員会
協賛:MLA豪州食肉家畜生産者事業団、羊齧協会
会場:中野セントラルパーク・ウッドデッキエリア
詳細は下記公式サイトに随時アップします。