「フードビジネスプロデューサー石川さんの本業は何ですか?」
と聞かれ、答えに困るほど多種多様な仕事をしています。
この1年、最も時間をかけていているのが、東京都の生産者支援です。
具体的にどのように生産者の支援をしているのかはお話ができないのですが、採用してくださった企業の事や、新聞や冊子で記事になっているものをご紹介します。
公益財団法人東京都農林水産振興財団チャレンジ農業支援センター販路開拓ナビゲータとして2021年から活動しています。今年3年目、生産者さんのご要望をお聞きして、最適な形で販路を開拓、顔の見える消費者と繋いで美味しさを食べる人へ伝え、東京の農業への理解促進をサポートしています。
ホテル、飲食店、スーパー等への販路開拓が多いのですが、観光農園をしている生産者や、学校給食へ販売している人、最近は豊洲の仲卸さんや、JR東日本企画など、様々な地域のプレイヤーと相談しながら、地産地消、エシカル消費にニーズに答えて、都心部への販路を広げています。
https://www.tokyo-aff.or.jp/site/challenge/
東京産の食材を食べられるレストランはまだまだ少ないのですが、
積極的に援農をしてくださっているのは、
ハイアットリージェンシー東京
広報担当の方が自ら農園に来て、InstagramやTwitterで紹介しています。
ハイアットリージェンシー東京
東武ホテルレバント東京 は江戸東京野菜「小松菜」を積極的に使っています。日本農業新聞に記事が紹介されました。
https://www.tobuhotel.co.jp/levant/plan/53624
国立『Casa di Camino』では、オーナーの川上シェフとイタリア料理協会所属の落合シェフ、小関シェフ、谷口シェフが豪華なパーティを開催。
東京西洋野菜研究会の野菜を使い、シェフ達の腕で美味しいサラダになりました。
Casa di Camino 川上春樹シェフ(国立駅徒歩5分)
昨年秋に行われた「東京味わいフェスタ」プロジェクトは、好評だったので、今年も開催に向けて準備がスタートしています。東京のトップシェフが、東京都で活躍するこだわりの生産者を訪ねる生産者ツアーや、マッチング会で出会った東京産食材を使い、生産者の想いを料理にして伝えていただく予定です。
東京味わいフェスタ2022
https://tasteoftokyo-ajifes.jp/special.html
地方でお話しすると、東京に畑があるの?と言われることもありますが、東京の農地は300年以上続いているので、土がふかふかで、微生物も多く、とても良いと感じます。
落ち葉や、都内酪農家から購入する堆肥を使って土作りが行われていて、美しい里山の景観や生物の多様性を育むシステムが作られています。
住宅街の中にある畑も多く、農薬使用は最低限です。
若い生産者や、大卒の生産者が多く、東京都GAP、東京エコ認証制度で生産管理もしっかりとしています。
東京都におけるGAPの推進
認証生産者のリストは下記のURLから調べることができますので、ご近所の生産者をチェックしてみてください。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/nourin/shoku/anzen/gap/gapryuutsuusha/
東京都エコ農産物認証制度
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/norin/syoku/econosanbutu/econosanbutu.htm
そして昨年度からスタートしている「東京お米サロン」は今年、援農チームが頑張っています。
午前中はFSXの皆様がお米の種まきを手伝ってくれました!午後は中道カフェのお弁当を食べて、秋澤さん差し入れの柏餅も最高に美味しかったです!お米だけではなく、夏に収穫できる「とうもろこし」の間引きもお手伝いしました。
東京では数少ないお米農家を支援しながら、地域と共生し、将来に向けて美しい景観を守っていく活動を推進しています。
地元企業のFSXさんが昨年に続いてスポンサーになり、従業員の皆さまが応援をしてくださっています。おかげで、東京で絶滅の危機にある田んぼの景色が1ヶ所復活しました!
ゴールデンウィークは青空に泳ぐ鯉のぼりを眺めながら、「籾振り」(お米の種まき)お弁当、柏餅を一緒に食べました。みんなで楽しく作業をしていると、心身ともにリフレッシュできます。
ご興味のある方は、お気軽にご連絡くださいね。一緒に農業を体験しましょう!
東京お米サロン