親しくしているコンサルタントさんのお誘いで、フードビジネスにおける優秀なコンサルタントの人材の発掘と育成を目的にした日本フードビジネスコンサルタント協会(FBCJ)のセミナーに参加してきました。
http://www.fbcj.or.jp/index.html
株式会社キッチンデザインフォーム 久保 修氏の『フードビジネスを支える キッチンデザインについて』では、クックサーブとクックチルについて、興味深い比較データが紹介されました。現在、多くの病院、福祉施設がクックチルへ移行していますが、現場の様々な課題も耳にします。
安全な食事の提供と、コスト削減の両立が大切で、さらにマネジメント側と、厨房で働く人達が同じ意識を持たないと課題は解決できません。
久保氏は厨房コンサルタントの立場から、クックサーブとクックチルについて、床面積の比較、必要な厨房機器、要員構成など、様々な検証データを元にそのお客さまのニーズに合う最適な厨房を提案するを紹介。数字データに裏付けされた資料を読めば、経営者も従業員も納得しやすくなると思いました。
もう一人の登壇者は株式会社epoc 代表取締役 佐藤 信之氏
東南アジアへ進出する外食チェーンの支援をしているコンサルティングです。
『飲食店のアジア進出の現状〜成功と失敗の要因』と題して、ペッパーランチ、新宿さぼてん等の成功事例と、今後進出を考えている外食チェーン店に対して、出展戦略の検討ポイントについて詳しく教えて頂きました。
佐藤氏は東南アジアの状況にとても詳しく、また難しさも良くわかっていらっしゃるので、進出しようとしている人の立場になって、的確なアドバイスをして頂けます。アジア進出の夢も、こんなパートナーがいれば心強いと思いました。
私感ですが、お二人のお話をお聞きしていて、共通するのは
どちらもまずはクオリティの高いメニューを作ること
そして、それをどこで、だれが、どんな方法で作り、提供するのかをしっかり考え、環境を整えて行く事。
ついつい、先に店舗の内装や、デザイン、価格を考えてしまいますが
フードビジネスは料理が先。
メニューをしっかり決めてから、他の検討をする事が大切なのです。