今日は、私がリピーターになってしまうフレンチレストランのお話です。
飲食店が継続して収益を上げるために、重要なポイントは
「また行ってみようと思わせ、リピーターを増やす事」です。
大好きなアーティストのライブや、コンサート、映画も同じで、素敵なメロディや演奏を生演奏で楽しめるコンサートや、大好きな俳優さんに会える瞬間は心躍るもので、つい何度も足を運んでしまいます。
先日、サントリーホールでリストの名曲にうっとり〜♡していたのですが、繊細で美しいメロディに合わせて私の脳裏をよぎった事は…
「フォアグラハンバーグのお店が近かったな〜。久しぶりに食べたいな。」
一度、頭の中に美味しいものが浮かんでしまうと、いても立ってもいられません。コンサートが終わってから電話して、徒歩5分。大好きなハンバーグのお店に伺いました。
オーナーシェフからお話を聞いて驚いたのは私がサントリーホールからの帰りである事を予測されていたとのこと。お店に入った瞬間、読響のすばらしいハーモニーの余韻が続くように交響曲がBGMで流れていました。
サントリーホールからとても近いこのお店はアンコールの曲を電話して確認し、お客さまが来るときにその曲をかける事もあるそうです。お客さまはビックリされるそうですが、その気配りやセンスが素敵です ね。美味しいハンバーグと交響曲のセットで私の全身はノックダウンです。
オーナーのお人柄はもちろんですが、やはり飲食店は看板メニューを思い出させるくらいインパクトのあるメニューや、記憶に残る演出がポイントです。
ただ、美味しかった〜では不十分で、お客さまにそのメニューを思い出させるくらいのインパクトや、演出が必要なのです。
例えば、他の繁盛店も記憶に残る看板メニューがあります。
ラベットラオチアイならウニパスタ、四川飯店は麻婆豆腐、和食なら土鍋で炊いた炊き込み御飯、帝国ホテルのフレンチならローストビーフ!とにかく美味しくて、時間が許すなら食べに行きたいと思わせるくらいのお料理ばかりで、食いしん坊の私はその誘惑に負けて、何度も訪問してしまいます。
また、居酒屋さんなどでは、フォトジェニックなお料理が流行っていますね。これもインパクトや記憶に残る演出の一つです。
ぜひオーナーのこだわりとセンスで、お客さまがリピーターになってしまう看板メニューを開発してみてくださいね!