オーストラリア料理の第一人者、福田シェフが
2016年1月、soltから独立しました。
Terra Australis(テラ・アウストラリス)開業
オープニングイベントにお伺いし、シェフが自ら考えた、すばらしい厨房を見せて頂きましたので、ご紹介します!
建物1棟全てがお店で、1階が駐車場、2階がメインキッチン、3階がサブキッチンです。
オーストラ料理は個性豊かなお肉(牛肉、ラム肉、鴨肉)が中心なので、倖生工業製「炭火グリラー」を導入。美味しく炭火焼をつくることができ、手軽さとランニングコスト削減も実現します。
厨房には肉を焼いたり、パンを作ったりするのに専用の機器があります。あえて専用機器を置くスペースを確保されている点に、こだわりを感じました。
メインの食洗機は大手外食チェーンで使われている低価格ながらも、高効率でランニングコスト削減となる中西製作所製ボックスタイプ。
隣に設置した、シャワー付きの流し台とセットで使うと、とても便利だそうです。
ちなみに、2階はバーカウンターがあるので、ウインターハルター製グラス洗浄機。星付きのお店やホテル、大手ビールチェーン店でも使われているブランドです。
ひとつ残念だったは、2階のバーカウンター厨房にオーディオ専用が置き場無く、そのまま置かれていたこと。電源もむき出しなのが非常に残念。BGM やスイッチ、電源の場所はしっかり考えないと、配線がむき出しにもなってしまうので、見栄えがあまりよくありません。厨房のことばかり目がいってしまうと、周辺機器の置き場所をうっかり…なんてことは良くある事です。必要な機器・設備をリストアップして、確認しましょう。
1階にはデザート用にパコジェットがあり、ジェラートを自家製されていました。また、パスタやパンの生地を作るためのミキサーも完備し、スチコンはラショナルの新製品。
冷蔵庫は福島工業製、コンロはマルゼン製…と
普通はこんなにたくさんのメーカーを使ったりしませんが、そこがシェフのこだわり。自分の想いを形にするために、最高の選択をしています。
食品庫(冷蔵庫)やストックヤードの外観も古くなったイメージで色を塗ったそうです。思わずこの頑丈そうな扉は金庫?と思わせてしまうセンスの良い遊び心がステキです。
珈琲はオーストラリアで媒染した有機豆。それをイタリアの珈琲マシンチンバリーで頂けます。もう〜最高に幸せ♡
ご本人は、厨房は少し狭い…とおっしゃっていましたが、一歩も歩かずに必要な道具や食材が取り出せるのが理想です。狭いくらいがスピーディーに料理を作ることができます。
なかなか、最初から思う様な厨房を作れる事はありませんが、福田シェフは理想に近い厨房を作られていて、お料理が楽しみです!