会社経営するなら個人事業主でも日商簿記3級レベルは理解していないとね〜と中小企業診断士さんに言われ勉強中です。
しかし、勉強しはじめて1ヶ月が経ちましたが、本当に必要?
と思える様な複雑な処理ばかりで、ちっとも役に立っている実感がありません。
そこで、親しい経営者の方に聞いてみたところ、驚きの発言が…
A社長「実は、簿記って何となくしか知らないのよ」
私「ほんとう?決算書を読むのに必要でしょ」
A社長「気になるところは、経理のTさんに聞いているから…。簿記が分からなくても、決算書は普通に読めるよ。」
私「え〜?!じゃあ簿記の勉強は不要なの???」
A社長「シンプルに考えると…
下記6つの数字による予測を日々考えるのが経営者の仕事。
・売上げと利益
・売掛(お客さまへの請求額)
・買掛(仕入先からの請求額)
・手持金(現金、手形)
・入金(お客さまからの支払い)
・出金(仕入先への支払い)
それに、決算書だけでは、予測はできないのよ。
見込数(受注額)は決算書に書かれないからね。
大事なのは、見込数(受注額)の推移と予測時期がオンタイムになること。それに合わせて、人件費や設備などの投資有無を決めるんだ。
予想は日々変動するから、経営者は様々な情報から分析して経営をマネジメントしているという訳。」
私「なるほど〜。他の経営者さんからも、突然売上げが上がりすぎるのも問題だと聞きました。予想を超えるのはプラスでも、マイナスでもダメなのね。予測時期がオンタイムになることが大事なのですね!」
A社長「予測は日々というより、状況変化のトレンドを日々感じる事が必要。それに今日と同じ明日は来ないと思っているから、長く経営者をしていても、その感覚が掴めるという分けでもないんだ。」
私「難しいですね。でも、状況のトレンドを感じながら、経営者は目的・目標を意思決定して予算を作るのですね。」
A社長「そう。でも、やらない決断しかできない経営者なら、会社経営する意味ないね。状況を確認しながら、意思決定していくのが仕事の醍醐味だよ。」
私「そうですね!新しい仕事を作って収益を上げて、会社が儲かって、人を雇って…好循環を作る事が経営者の面白さですね。貴重なアドバイスをありがとうございました。」
簿記3級の勉強していると会社のお金の流れが、感覚として見えるようになってきて、少し面白くなってきました。トレンドを感じるというスキルを養うためには必要なんですね。勉強する意欲が湧きました。頑張ります!