お正月に食べる「くわい」が、なんと!!!地元浦和で生産されているのです。それも全国第2位の生産量を誇ります。ご指導いただいている農家さんの畑で、11月末から収穫のお仕事をさせていただくことができましたのでご報告です。
くわい(慈姑)とはオモダカ科の水生多年草。
日本では「芽が出る」縁起の良い食物と評され、煮物にしておせち料理で食べる習慣があります。
埼玉県は広島県に次ぐ全国第2位の生産量で92トン(平成26年度農林水産省地域特産野菜生産状況調査)。さいたま市緑区の学校給食では、地産地消食材として、くわいが提供されますが年末になると八百屋さんやスーパーで1個100円以上の値が付く高級野菜です。
そんな珍しくて縁起ものの慈姑を収穫するため、今回は長靴とエプロンがつながった作業着を着て、ゴム手袋をはめて、いざ出陣(笑)
水田に入って、根っこからクワイを取り出し、泥の中に入ってクワイを拾い、水で洗って、サイズ選別、薄皮を剥き、箱詰めするまでの作業を少しお手伝いさせていただきました。
11/22から作業を開始、初日はポカポカ陽気だったのに、翌日11/23は、さいたま市でも5cmくらいの積雪、一気に冬になり水田が凍結しました。
納期が決まっている野菜は、雨でも、雪でも作業は行われます。農家さんのお仕事は本当に大変です。
身をもって体験すると、食べ物をいただくことに感謝する気持ちがぐっと強くなりました。
雪の日は、収穫したクワイのサイズを分けたり、薄皮を剥く作業をしました。
初めて知りましたが地域によって好まれるサイズがあり、Sサイズは関西向け、M,Lは関東向けです。
選別器にかけた後は、薄皮剥きの時に、もう一度サイズを確認し、違うサイズのくわいが混じらないようにしました。
ここまで手間をかけていると知って、Made in Japanの品質は野菜も同じだと実感できました。
喜んでくださる方の顔を思いながらの作業は、ストレスが無いものです。みんなで一緒に太陽の下で働くこと事はとても楽しく感じました。
初めての農家体験は興味深く、あっという間に時間が過ぎていきます。青くて可愛いクワイを手早く、そして芽が折れないように収穫したり、泥の感触、晴れ渡る冬空、一緒に働いている皆さんとお茶したりする時間も楽しく、12/13まで作業はとても楽しい時間でした。
お土産に頂いた、SSサイズより小さなクワイは、素揚げにしておつまみに!
これがとっても美味。
農家Wさん曰く、この時期の取材はとっても忙しくて、対応する時間が作れないので、お手伝いなら大歓迎です!とのこと
私と一緒に泥のくわい収穫をしたい方は、お声掛けくださいね。