Lamb is Loved around the world.
今年もあと少し、みなさんは羊肉を1年でどのくらい召し上がりましたか?
日本人のラム肉平均消費量は約200gしかないそうですが
ラムバサダーになった今年は、確実に5kg/年以上食べることができました!
とはいえ、オーストラリア人の平均消費量は約9kgなんです。まだまだ足りませんね〜(焦)
「ラム肉」は羊肉の中でも、赤ちゃんのお肉、つまり最高級!
日本でもラム肉好き♡と言ってくださる方がどんどん増えていて、2016年度はオーストラリアラム肉の輸入量が対前年約6%増の1.1万頭になったそうです。
えー日本産のラム肉じゃないの?と思った方は、さすがです。
北海道や長崎で、ジンギスカンを食べる食文化があることをよくご存知なんですね。
でも、実は日本のジンギスカンは、ほとんどがオージーラムなのです。
割合を見てみると、日本で「ラム肉」と言えば、オーストラリア産が約70%、ニュージーランド産が約30%、一方、国産は1%未満です。
さて、ここで質問。ラム肉の定義は?
答えは…
永久歯の無い、生後1年未満の仔羊の肉です。
今回、オーストラリアでラム肉の研修を受けさせて頂き、自然豊かな牧草地で、のびのびと仔羊が育っている様子を見てきました。食肉と言えば、日本では牛舎で飼育されているイメージなのですが、広い牧草地を自由に歩いて草を食べて、動物らしく大きく成長していくそうです。牛肉との違いは穀物を与えずに草だけを食べていることや、人体に影響のあると言われる薬剤などが使われていません。
無理に成長させたり出産させることはなく、ごく自然に育っていく様子にオーストラリアの土地の広さと、専門的な大量飼育の生育システムが出来上がっていることを目の当たりにしました。
日本は到底かないませんし、この大量生産に立ち向かっても仕方ありません。日本はやはり肉そのものの美味しさや、地産地消と言う別の切り口で攻めるしかなさそうだと感じました。
さらに、食肉加工では、HACCP衛生管理をしている工場で、ハラール認定の方法で出荷しています。食肉は冷蔵・冷凍をしていれば世界中に輸出ができるので、オーストラリアが、世界の食肉生産工場であると言われる所以を実感。
コールドチェーンを切らさずに、冷蔵・冷凍で日本へ輸出され、お店の冷蔵庫まで運ばれている過程を全て見ることができ、とても勉強になりました。
ラム肉は常温で放置すると、品質が低下します。
ジンギスカン屋さんで、常温のままでお皿に放置されたお肉を食べたとしたら、それはちょっと・・・。
味にこだわるジンギスカン屋さんは、フローズンの状態で肉をカットし、鍋に乗せたときに解凍するタイミングで提供します。そうすると、驚くほどいい香りのジンギスカンを食べるられます。
ラム肉が臭い?と思っている方は、ぜひこの徹底管理された「コールドチェーン」で提供されるラム肉をぜひお召し上がりくださいね。
そして、来年もラム肉を宜しくお願いします!