いままで家庭用燃料電池はとっても大きくて圧迫感がありましたが、エアコン室外機のサイズになり、10月末から発売開始です。
京セラのSOFC搭載で発電効率は過去最高、熱と電力の両方の効率を合わせれば、電力会社のエネルギー効率を上回ることができると期待されている商品です。
東京ガスのプレスリリースではそんなことを書いていませんが、2003年東京ガスの技術戦略Gで燃料電池を担当し、なんども書き直しをさせられた家庭用燃料電池技術開発の将来シナリオ通り、目指すべき理想の商品が完成したのです。
当時は、家庭用として究極のエネルギー効率(発電効率45%超・総合効率90%)を目指し開発をしていましたが、実はこの燃料電池、停電時でも、ガスの供給が止まらなければ自力で発電します。
連休明け、台風の影響で都内はいまだに停電の家が数多くあります。ホームセンターで売られている発電機も良いのですが、ミニエネファームは自動で切り替わるのでとてもラクな商品なので、選択肢の一つとして考えていただける方が増えるといいなと思っています。
我が家では約2年間、実証試験で協力させていただきました。パーパスさんが一番苦労されていたと思います。商品化おめでとうございます。