日本酒は「国酒」として海外での評価も上がり、だいぶ浸透しているようにも感じます。そうなると2020年以降、目新しさを求める訪日外国人向けに、本格焼酎・泡盛がブームになるかもしれません。
フリーランスの私へのお仕事依頼は比較的勢いのある地域からが多いかなと思うことがありまして、最近は、鹿児島、沖縄、奄美大島のお知り合いも増えてきました。そんな南の方の皆様とご一緒させていただくと美味しい焼酎を頂けることがあります。
日本酒は消費量が下がり続けておりますが、焼酎はほとんど需要が下がっていないそうです。レモンサワーや水割りが一般的ですが、多様な飲み方ができる焼酎は、日本全国で飲む方が増えているのだそう。確かに、飲み慣れてくると、食中酒としての飲みやすさ、お湯割りのほっと和む感じが心地よく、本格焼酎を飲み比べながら食事を楽しんでいる方も多いと思います。
また、訪日外国人旅行者の日本で実施したいことの第5位は日本のお酒を飲むことだそうで、酒蔵ツーリズムが人気です。
王子駅から徒歩5分くらいのところにある旧醸造試験所第一工場では、秋に焼酎のセミナーを開催しています。
飲み比べは下記の5種類
・小鶴くろ(鹿児島・芋焼酎・黒麹・常圧)
・減圧豊永蔵(熊本・米焼酎・白麹・減圧)
・壱岐(宮崎・麦焼酎・白麹・減圧)
・朝日25(奄美大島・黒糖焼酎・白麹・常圧)
・瑞泉(沖縄・米麹・黒麹・常圧)
麦・芋・米の違い、白麹と黒麹の違い、常圧と減圧の違いをしっかりと香り、味で確認することができます。
そして、横浜レンガ倉庫を作った妻木頼黄が設計した素敵な工場を見学することができ、煉瓦造りの発酵室や、カビがびっしりと貼っている保管庫は100年の歴史を感じました。
次のブームに備えて焼酎・泡盛の勉強はいかがでしょうか?