フランス料理は私たちの生活に彩りを与え、人生を豊かにしてくれる大切な存在です。オーナーシェフのグループ「クラブアトラス」のメンバーは、コロナに負けず、様々な活動を行なっているのでご紹介します。
フランス料理レストランは人々に元気とパワーを与えるため、食事を提供する場所です。食べるだけではなく、サーヴィスや文化を提供する事で、私たちの心身を刺激し、明日への活力を与えてくれます。休業というお店も多い中で、三密を避けて、通常より少ない予約客を迎えたり、ドライブスルー・テイクアウトや、自宅でレストランの味を楽しめる「料理キット」を販売しているシェフもいます。こんな非常時にと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、フランス料理レストランへ食べに行くことは、観光に似ています。旅行に行った気分で、日本や世界の食文化や、歴史を美しい料理を通じて触れる事ができたり、懐かしい感情や、新たな体験に心を揺さぶられたりします。さらに、美味しい料理を味わうことは五感センサーが刺激され、イマジネーション感度が上がります。
先日、クラブアトラスDVDを購入したところ、トップシェフ自らが企画した動画作品で、なかなか興味深い内容でした。StayHome週間にいかがでしょうか?
クラブアトラス DVDシリーズ
《COMME D’ABITUDE》3300円(税込)
各シェフが自身の店の厨房で2品ずつのスペシャリテを披露し、後半部分ではインタビュー形式でフランス料理に対する考えを語っています。オーナーシェフを目指す若い料理人さんの参考になるのはもちろん、美食家の皆さんは料理の裏側でシェフがどんなことを考えながら、作業をしているのかを知ることができる貴重な映像が満載です。
実力派シェフ達が惜しげも無く、調理の過程を紹介しています。
こんな時だから、様々な苦難を乗り越えて成功した話を聞いていると、今この何もできない時間も大切な準備時間として頑張れそうです。初版のDVDは4名のシェフが登場します。
清水郁男シェフ
→フランスで初めてミシュラン三つ星を獲得したい小林圭シェフの日本での師匠。2月にテレビに紹介された時、清水郁夫シェフについて書いた私のブログへ3000人以上のアクセスになり、びっくり!料理本オタクで、お店の蔵書は手に入りにくいフランス料理の教科書がたくさんあります。
岡本英樹シェフ
→北海道食材のフレンチを東京で食べるなら、岡本シェフです。手に入りにくい貴重な北海道産仔羊の調理動画は、骨つき半身を解体する作業から、料理が完成するまでをフルバージョンで紹介しています。これは貴重!
進藤佳明シェフ
→六本木のロブションでは副料理長として二つ星を経験。日本の鉄板焼きのスタイルで肉を焼く調理方法が斬新です。お皿は上品でエレガントなロブション風。色鮮やかで美味しそう!
高良康之シェフ
→クラブアトラス会長で、みんなからの信頼も厚い兄貴。最高級のグランメゾンフレンチを食べながら、シェフの料理解説を聞くことができるカウンター席が最高。実力派シェフなのに気さくな人柄で、肩の力を抜いて食べられるフレンチは大人気です。