ひなまつり、まだ肌寒い風が吹いていますが、沈丁花の香りに、春を感じます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で振り回された約1年間、外出制限で会議がオンラインになり、ON・OFF全てが自宅という一年でした。私はともかくとして、大学生の息子は本来、キャンパスへ行き、友達と交流し、課外活動に取り組み青春を謳歌するはずが、オンライン授業を受けながら親と一緒に自宅にいる毎日。私にとっては神様がくれた宝物のような時間で、人生初の親子濃密な時間。1歳から保育園へ行っている息子とは、夕飯を一緒に食べることすら、少なかったと記憶していますが、コロナのおかげで親子並んで食事のできる毎日でした。
しかし4月からは大学4年生、あと1年で社会人になるのに、食事や家事など、手厚いサポートが受けられる親との同居生活で良い訳がなく、終止符を打つべく息子を独立させることにしました。晴れて一人暮らしができるので、息子は大喜びです。
今回お借りした都内の部屋は、私も事務所として利用する予定で、インテリアは一緒に考えました。自宅でグランピングを楽しむような遊び心を入れたいと思ったので、バルミューダのランタンや、大きな観葉植物を置き、家電や食器は黒・白のモノトーンで統一しながら買い揃えています。
BALMUDA The Lantern
https://www.balmuda.com/jp/lantern/
びっくりしたのは、冷蔵庫と洗濯機が購入してから納品まで約3週間も待たされること。3月は商品が品薄になるのですね。一人暮らし用家電は東芝のスペックが良かったので韓国製に妥協できず、待つことにしました。また、Wi-Fi光回線はau系列企業と契約したらウォーターサーバーまで一緒に提案されて、合わせて頼んでしまったのですが、これが意外と安く、おしゃれで便利。ラッキーでした。
家具はまだ全て揃っていなくて、色々探しています。最初に購入したのは無印良品のダイニングテーブルと椅子。シンプルでフォルムがかっこいいデザインと価格のバランスが良く、1セットを購入。また、「グランピング」イメージに近づけるため、リゾート感を感じられる家具が欲しくて、浦和のアンティークショップ「エドライフ」で画家さんが使っていたというラタンの椅子を2脚購入してきました。このお店のオーナーは40代イケメンの木工職人さんで、日本だけではなく、海外のアンティーク家具修復ができる方でした。倉庫に積まれているお宝は、綺麗に修理したら数十万円以上する名品ばかり。リビングデザインセンターO Z O N Eの担当していたときに、有名家具をショールームで見ていて、なんとなく良いものは覚えていたので、ついお宝探しに夢中になってしまいました。1時間くらい倉庫でお話ししながら、家具修理のことや、地域のお話も聞かせていただいて、とても楽しい時間でした。取り壊し予定の家から、家具を引き取ってくるそうで、まだまだ古いお宝家具があるのだとか。飲食店やホテルのリフォーム・開業予定の方は要チェックです。とても丁寧に相談に乗ってくださいます。
「エドライフ」
観葉植物は浦和植物園で購入。葉や幹の形がとても美しくて、置くだけで部屋がワングレード上がるように感じました。都内の方でも、浦和まで来る価値のあるお店です。お店の入口に掛けてあったミモザのリースも購入しました。そのまま飾っておくとドライフラワーになるそうで、日々の変化も楽しむことができます。
「株式会社浦和植物園」
http://www.urashoku.co.jp/map.html
初めての一人暮らし。嬉しそうな息子の顔を見ながら、20代で結婚、そして夫の両親と浦和に住み始めた時の事を思い出しました。初めて親から離れて暮らす新生活はワクワク・ドキドキの毎日で、悩み、戸惑うこともありました。でも、振り返ってみると、20代で出会った方は、今でもとても大切にお付き合いさせて頂いている方が多く、あの頃の私と同じように二十歳の息子に、良い出会いがありますようにと願う、2021年3月3日です。