「珈琲や」(早稲田、新中野、三鷹、東小金井)
200種類以上あるこだわりのコーヒー豆の中から、お客様一人一人の好みに合った豆をその場で焙煎し提供するコーヒー豆専門店です。
駅近くの路面店で、住宅街側にあるため、喧騒から離れた静かで落ち着いた雰囲気です。
店内はシンプルですが、暖かみの感じられる内装で、壁に並ぶたくさんのコーヒー豆は圧巻です。
焙煎前の生豆のため、黄土色をしています。
こちらでは、まずはコーヒーについて詳しく説明を聞きましょう。
200種類以上あると迷ってしまいますが、メニューは味わいの特徴によって分類されていて、お店の方が丁寧に説明してくださるので安心です。
また、浅煎り、中煎り、深煎りの3種類があり、浅煎りは酸味が感じられ紅茶のようなフルーティーな味わいでした。中煎りはバランスが取れていて一番馴染みのある味わいです。深煎りは苦みが強く香ばしさが感じられ、飲みごたえがありました。
インターンシップ生のFさんは深煎りが好きでブラジルの豆は飲みやすいイメージがあったため、ブラジル イビポラ農園 オーガニックを選択。Aさんは名前のインパクトからエルサルバドル SHGを選びました。
ちなみに、ブラジルは精製方法がナチュラルというもので実ごと乾燥させているので、香りが豊かで少し雑味が感じられるのが特徴です。エルサルバドルはウォッシュドという精製方法で、不揃いな豆ははじかれているため、サイズも揃っていて焙煎しやすいそうです。
早稲田工房では、事前に予約をしておくとコーヒー豆の焙煎体験ができます。
焙煎と聞くと敷居が高く感じる人もいると思いますが、種類や焼き方さえ理解していればどなたでもチャレンジ出来ます。数秒の違いで豆の色、香り、味わいに差が出るので、面白いですよ。自分で焙煎したコーヒーは愛着がわきます。
こちらのお店は実はカフェではなく、コーヒー豆屋としてビジネスモデルを確立しているため、家で楽しむための豆を購入する方が増えたそうで、コロナ禍でも売上がプラスです。
「あなたのために今焙煎しました」というコンセプトをしっかりと持っていて、他ではやっていない生豆をその場で焙煎することや焙煎体験があるため、たとえ隣に他のカフェが出来ても全く問題ありません。
焙煎には15分程度時間が必要なので、焙煎を待つ間に、一杯試飲が出来ます。
このシステムのおかげでリピーター率が高いそうです!
他にも、企業さま向けに、定額制でコーヒー豆を販売をしていて、あまり人気の無い豆はそちらで売れるので、フードロスなく販売できます。コーヒーが好きな社員さんが新しい豆を楽しんでくれるとのこと。お互いにメリットがありますね。
「珈琲や」は早稲田以外にも新中野、三鷹、東小金井、そして台湾に2店舗を構えています。
台湾は近場かつ農園がある国だったため出店に至ったそうです。
台湾だけではなく、沖縄でも栽培をスタートしていて、支援をされているとのこと。しかし、日本の農園は台風の被害を受けやすいため、中南米と比べると倍くらいの価格でした。
このお店にいると、国によってコーヒー豆に特徴があることがよくわかります。
一般的には、標高が高い地域は、寒暖差が生まれ木にストレスがかかるため、「実」にエネルギーがいき美味しいコーヒー豆になるそうです。
コーヒー豆ひとつひとつの味わい、そして同じ豆でも焙煎度合いによって全く違う美味しさが楽しるお店。自分のお気に入りを見つけに行ってみてくださいね。
素敵な店員さんがいるお店で、自分だけの最高のコーヒーに出会うことができますよ。
店名 珈琲や早稲田工房
住所 〒162-0043 東京都新宿区早稲田南町52-2-1F
TEL 03-6265-9785
営業時間 11:00-19:00