2ヶ月前に逝去された松坂健先生が立ち上げをお手伝いしてくださり、研究会に皆勤賞で参加されていた「観光外食女性活躍推進研究会」。昨日は初めて、会場型プラスzoomでの研究会を実施しました。
ロイヤルホールディングスの菊地会長、丹治先生、高力先生、小倉先生、ホシザキさん、グリーンカルチャーさん、たけまりさん、頑張って発表した学生の皆さん、年末のお忙しい中、参加者の皆様に感謝感謝です。
昨年、コロナで危機に陥っている外食産業にアドバイスができればと、外食ビジネス、ホスピタリティを教えている大学教授や、業界の指導的立場に立っている方々を集めたフードビジネス研究会がスタート。「観光外食産業」の魅力を伝え、仕事として関わる女性を増やせるよう、外食と観光の女性ワーカー交流会「観光外食女性活躍推進研究会」を開催してきました。
また、川村学園女子大学と立教大学では、産学連携プロジェクトとして、観光外食産業のニュースクリップ、学生の関心が高い観光外食産業での魅力的な活動をしている方へのインタビュー記事紹介、さらに「植物肉」マーケティングプロジェクトを通じて、2030 年の食のあり方を考える活動等、盛りだくさんな内容で、多くのインターンシップ生が参加してくれました。
トークセッション「大学での外食産業教育をめぐって」
◯高力美由紀先生 新潟食料農業大学 教授(フードサービス論、食産業ビジネス演習I)
◯小倉朋子先生 株式会社トータルフード代表取締役 亜細亜大学・東京成徳大学非常勤講師(メニュープランニング、フードプロデュース論、フード文化論、ホスピタリティ総合演習、フード・ビジネス論)
◯丹治朋子先生 川村学園女子大学観光文化学科教授 立教大学観光学部兼任講師(外食産業論、観光文化実践Ⅸ)
日本の外食産業の教育について、大学では、どのような講義が行われているのか?
単に教室で学ぶだけではなく、企業と連携して学びを深めているか?少しでも社会の役に立てているのか?などについて、3人の外食を教えている先生からのお話を聞かせていただきました。
大学では年々、外食産業への関心は高まっていて、履修希望の学生は増えています。しかし、実際に働きたいか?と聞くと、その数はとても少ないという現実があります。
外食産業はお客さまから直接感謝の言葉を聞くことができる数少ない仕事の一つです。学生の関心が高まっている今、産学連携プロジェクトでは、学生を育てていただきながら、プロジェクトテーマの対象について関心を持って調べ、アイデアを出すことで、外食産業の仕事への理解と、より役に立つ人材を送り出せるようにしたいという両方の目的で取り組んでいます。3人の先生からは具体的なプロジェクトのお話を聞かせていただきました。まだまだ聞き足りなかったので、この続きはぜひまた近いうちに!
川村学園女子大学では、16名が産学連携プロジェクトに参加してくれました。その中から、岡島美波さん、石井絢さん、吉崎安奈さんが発表。
研究テーマは、「おいしい植物肉」。その食材を開発販売しているグリーンカルチャー株式会社にご協力いただき、植物肉のマーケティングに取り組んだ結果を報告しました。
4月から、植物肉に関する市場調査や商品特性、畜肉との比較、消費者の口コミなど多くのデータを集め、分析。6月頃から、目白キャンパス近隣の飲食店に協力を依頼し、10月期間限定で植物肉を使用したメニューを1ヶ月販売し、お客様の反応をまとめて報告してくれました。予想より多い300食以上のグリーンミートメニューが売れたことや、植物肉を食べてみたいと思う人が77%もいることが報告され、学生たちは新しい食べ物にも比較的、抵抗感が無いことが分かりました。学生が提案したおにぎり文蔵のグリーンミートおにぎりも美味しくて、会場の皆さまからご評価いただきました。
続いて、グリーンカルチャー金田社長のプレゼンとホシザキ岩渕シェフが作るグリーンミートハンバーグを試食。こちらも高評価で、ロイヤルホストのメニューになる日も近いかもしれません!
グリーンカルチャー金田社長は10時間の密着取材を受けたそうなので、12/19(日)16:00~のテレビ東京「地球を冷ます」観てくださいね。
立教大学生のインタビュー報告は、food104で記事にしていますので、ご覧ください。
https://www.sayko.co.jp/food104/