なぜ今、注目されているのか?
幕張メッセで3/8-11に開催されたFOODEX「新食材・代替食品」ゾーンでは、多くの人で賑わい、食のオピニオンリーダー達が一斉にプラントベースフードを使い始めようと動いていることを感じました。
プラントベースフードとは、全て植物由来原料から作られた食品、 またその殆ど大部分が植物由来原料から作られた食品であり、 畜肉及びそのエキス類、また魚介及びそのエキス類を含有するものは含みませんが、鉱物、添加物、乳・卵を含む場合もあります。
つまり、「プラントベースフード=ヴィーガンフード」ではありません。
ここ、誤解している人が多いですよね?
「動物をできるだけ摂らない」ことにフォーカスして作った食品をヴィーガンフードといいますが、プラントベースフードは植物をより積極的に摂っていこうというコンセプトに基づいて作った食品のことを指しています。
詳しく知りたい方は、グリーンカルチャー金田社長の記事をご覧ください。
植物性の原料を使用して作られたプラントベースミートはテレビなどで「代替肉」とも呼ばれていますが、
あえて私は「代替肉」という言葉を使わず、「植物肉」「プラントベースミート」と呼びたいと思います。
ラムバサダーでもある私は肉料理が大好きです。
代替肉と呼んでしまうと、肉の代わりというイメージを持たれてしまうことが残念。どちらかと言えば、肉料理が大好きな人に食べて欲しい新しい種類の肉が「植物肉」「プラントベースミート」なのです。
そして、プラントベースミートはベジタリアン、ヴィーガンのためだけにあるものでもありません。
健康意識が高まってきたことをきっかけに広がり、環境や社会が抱えるさまざまな課題解決につながるひとつの解決策として、取り組もうとしている人が増えてきているのです。
また、ヨーロッパの旅行業界ではサステナブルな取り組みをしていない事業者とは取引しないという姿勢が顕著で、ビジネスの土俵に立つために欠かせなくなっています。
サスティナブルツーリズムの推進が日本政府観光局から報告されています。
地球温暖化対策推進法に基づく政府の地球温暖化対策計画では、 日本は2030年度において、温室効果ガス46%削減(2013年度比)を目指すこと、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを表明しました。
フードビジネス業界全体としても、2030年に向け、社会的に良い影響を与え、環境に配慮した活動を推進していこうという気運が高まっています。私は持続可能な日本の観光業、飲食業を推進しながら、国連の「持続可能な開発目標SDGs」への貢献を図るため「環境負荷の半減」を目標に活動をする企業の皆様を応援したいと考えています。