東京都国立市で400年、お米や季節の野菜を育てている「西野農園」の田んぼで、お米作りや農業について楽しみながら学んでいく「東京お米サロン」
メンバーは米農家の西野さんのために、ボランティアで活動しています。次世代へ繋げようと一緒に汗をかいてくれる優秀なメンバーばかりです。
西野農園 西野 耕太さん、五つ星山田屋本店 秋沢 毬衣さん、デザイナー 山根 正充さん
そして国立市の地元企業FSX株式会社の藤波克之社長をはじめ、社員の皆さんが積極的に手伝ってくださり、本当に助かっています。西野さんの天神米は谷保天神でお祓いをしたお米なのですが、同じ氏神さまで共に90歳のお父様、お祖父様は若い頃から親しくされていたそうで、ご近所のご縁に助けられています。
また、プレスリリースをしてくださった結果、読売新聞やJ -COMさんで紹介されました。さらに今後は料理通信WEB、文化放送さんでもご紹介いただけるそうです。よろしくお願いします!
東京都では本当に貴重になってしまった田んぼの田園風景を守りたい。そのためには、生産者の苦労を理解し、共に助け合って、持続可能な社会を作るということを学び実践して欲しいと考え、年間を通じたプログラムを実施していきます。数年後、十数年後も同じ美しい田園風景と、湧水、生物多様性が残っていたら嬉しいと願って活動をしています。
参加者もそれぞれの分野でご活躍の人が多く、主催者の私たちもご一緒できることが楽しくて、ワクワクしています。
3月にキックオフし、オンラインとリアルを織り交ぜながら開催してきた本サロンの第5回目、今回のイベントは「田植え」でした。
前日はゲリラ豪雨もあり不安定な天気でしたが、当日は快晴!絶好の田植え日和。
まず始めに、調布市の山田屋本店の六代目、五つ星お米マイスターである秋沢毬衣さんと、西野農園の十三代目西野耕太さんから、お米や田植えの方法について教わりました。
お茶碗1杯分のご飯には約3000粒のお米が入ってること、その3000粒のお米は苗3株分であること、1か月ほど育てた苗を田植えすることなどを学び、田んぼへ。
参加者は1列になり、30㎝の間隔をあけながら、後ろ向きに植えていきます。
田んぼは泥が柔らかくて、足が沈み、歩きにくいです。
「どれ位の深さまで植えるの?」
「そこ、植えた?」
「足跡を均してくださーい!」
など皆さんで声を掛け合い、楽しみながら、12列ほど手植えを行いました。
広い田んぼの、ほんの数列の手植えでも、田植えの大変さを感じることができました。
終了後は近くの小川で手足を洗い、お隣にある城山公園で参加者同士お話をしながら昼食、中道カフェの国立市産野菜を使ったお弁当をいただきました。
芝生の上で参加者交流会もでき、田植えの大変さを知る経験ができたというご感想や、田んぼに入り感触を楽しむ笑顔もたくさん見ることができ、とても貴重で、有意義な時間となりました。
西野さんは、その後お一人で田植え機で作業、孤独な作業が続きますが、オンラインで見守っていきます。
今後はオンラインセミナーで「ぬか床」や「佃煮」「江戸の出汁文化」などについても学んでいきます。
東京のお米について考えるきっかけに、ぜひ「東京お米サロン」の活動をチェックしてみてください。サロンへのご参加もお待ちしています。
今後のスケジュール
7月17日(日)21:00〜
究極の朝食に向けて「ぬか床教室」(河村屋)
究極の東京の朝食を作るために、 江戸時代から続く老舗漬物屋さんに習います。
初心者から、中上級者までご参加いただけるイベントです。
8月7日(日)21:00〜
究極の朝食に向けて佃煮講座(鮒佐)
江戸時代から続く老舗の若き六代目、大野真徳さんから、江戸時代と変わらず薪窯で作る「佃煮」について学び、山田屋本店から届く2種類のお米と佃煮の相性を体験する。
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