河口湖に200年の伝統を受け継いだ素晴らしい日本家屋の宿泊施設がオープンします。
2023年9月開業予定の一棟貸し宿泊施設「岳麓翠苑」に試泊させていただきました。
岳麓翠苑(がくろくすいえん)
〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津20
こちらは、富士レークホテルのオーナー井出家が所有している旧住宅に、保存していた美術工芸品を展示した素晴らしい宿泊施設です。
キュレーションホテルで有名な澤山乃莉子さん(写真一番右)の最新作で富士レークホテルの女将、井出薫子さん(写真一番左)が代表です。
大手門から入り前庭を歩くと、旧馬小屋を改造した玄関が迎えてくれました。先に到着していた仲間が「おかえりー」と出迎えてくれると、まるでお盆に里帰りした人みたいです。
東京生まれで田舎の無い私にとって、テレビドラマでしか見たことのない、憧れの風景。
お盆に田舎に帰る人々の、優しさと懐かしさを疑似体験することができました。
1階の仏壇室を改造した居間は、欄間、屏風、テーブル、座椅子、調度品など、そのすべてが美術工芸品です。梁が美しい吹き抜けの居間、ダイニング、キッチンとカウンターテーブルの3室、ヒノキ風呂、2つのトイレから構成されている。2階にはバストイレ付マスタールームに、2つのツインルーム。1階、2階の窓からは、富士山が見えるように、設計上の細かな気配りが随所に感じられました。
今回は、夕食、朝食、昼食すべてを私が作りました。
女性が作った素晴らしい宿泊施設は23時までキッチンに立っていても、ワクワクが止まらない空間と美しい和皿などの食器、厨房機器が揃っていて、翌朝朝5時半から、またキッチンで料理を作り始めてしまいました。
井部さんが用意してくださった北海道チーズやパン、藤波さんセレクトのワイン、地ビールもおいしく、仲間たちと楽しくあっという間の27時間滞在(12時チェックイン、翌日15時チェックアウト)でした。
富士レークホテルの改修事業と、岳麓翠苑の取り組みは、ホテル経営の大変革です。
大量消費時代から、個性と地域性を打ち出すパラダイムシフトに対応したもので
デザインや、ブランディングで、女将の心配りや、センスが感じられ、日本らしい宿泊体験ができました。
204年の伝統が詰まったこの宿泊施設は、これから、欧米の訪日外国人など富裕層に愛されることでしょう。1泊素泊まり30万円、6名で泊まれます。
デザイナー澤山乃莉子さんのキュレーションホテルについて
イギリスでの発信力がある方なので、英語圏、EUからのインバウンド客が多いと思います。
お嬢さんはリナ・サワヤマです。
世界中にファンのいるアーティストのお母様が作られたキュレーションホテルなので、話題になるでしょう!
https://twitter.com/Tokyo_R_Pride/status/1646350798698455044/photo/1