今年の稲刈りも、大勢の援農の方々とインターン生にお手伝いいただきました。ありがとうございました!
インターン生、千田さんのレポートです!
10月7日、稲刈りの体験の日は朝から秋晴れで、まさに「稲刈り日和」でした!黄金色の稲穂が風にゆれていて秋らしさを感じ、外で作業するのはとても気持ちが良かったです。
稲刈りというと、機械の力(コンバイン)を借りて進めることが多いと思いますが、今回はなんと1束1束、手作業で稲を刈るという貴重な体験をさせていただきました。稲を持って、反対の手でカマを使ってノコギリのように刃先を動かすとスパッと稲を刈ることができます。これがなかなか楽しくて、無心で黙々と稲を刈っていきました。しかし、稲を刈る時に1回1回かがんで中腰にならなければいけないので、途中でだんだんと疲れてきてしまい、手作業の大変さ・過酷さも味わいました。稲の3束から4束ほどでお茶碗1杯分のご飯になるそうで、今までなんの苦労もなく何も考えずに食べていたお茶碗のご飯でしたが、これからは同じお米を食べたとしても、お茶碗1杯のお米を作るのにどれだけの労力と時間がかかるのかを知ることが出来たので、よりお米に感謝して、おいしく食べることができそうです。
稲刈り中の田んぼには多様な生き物たちがひそんでいて、稲を刈るときにも沢山の生き物に出会いました。バッタをはじめ、カメムシ、カマキリ、イモムシ、コオロギ、トカゲ、ザリガニなども見つけました!秋らしく、鈴虫が鳴いている声も聞こえました。稲刈り体験に参加していた子どもたちは小さな生き物を見つけると、触れ合ったり、観察したりしていてとても楽しそうでした。私自身もここまで多くの種類の生き物を見るのは久しぶりだったので、楽しかったです。自宅などに出る虫とは敵対していますが、こうして自然で虫たちと触れ合っていると、虫や自然に少し優しくなれる気がします。
このように、今回は虫や自然と触れ合い、癒されながら、自分の手で稲刈りをしました。今まではお米は「食べるもの」としてしか意識してきませんでしたが、今回の稲刈りを通して、お米には「食べるもの」になる前に、農家さんをはじめとする人たちが時間と労力をかけて大切に育てた過程が存在することを強く意識させられました。今まであたりまえのように食べていたお米ですが、きちんと感謝してから味わって、大切に食べるようにしたいと思うようになりました。本当に貴重な体験をすることができました。今回も参加してとても良かったと心から思います!
続いてインターン生 立教大学観光学部3年 手塚さんのレポートです
石川さんから「東京お米サロン」のお話を伺い、
私自身が高校時代通っていたなじみ深い国立・谷保で
お米が生産されているということに興味を持ち、
今回はじめてお手伝いに参加させていただきました。
迎えた当日。
見事な秋晴れで気持ちがよく、
雲一つない空の青色と稲穂の黄金色が
織りなす景観がとても綺麗で、
「ここは本当に国立なのか…!」と
田んぼに到着した時からずっと感動していました。
都心からおよそ1時間以内で簡単に来ることが
できる場所に田んぼが広がっているというのが驚きです。
今回の稲刈り体験では、
9:30から午前の部、13:30から午後の部といった流れで、
たくさんのご家族に参加していただきました。
稲刈りは繰り返しの作業ですし、
子どもたちは飽きっぽいので、
せいぜい20分くらいで終わるだろうと
スタッフのみなさんも思っていましたし、
私もそう思っていました。
しかし、実際は午前の部も午後の部も20分で終わらず、
特に午後の部では、1時間くらい稲刈りをしていた
ご家族もいらっしゃって、本当に驚きました。
参加者の方が長い時間稲刈りを楽しんでいた理由として、
刈り取った後の達成感、昆虫・ザリガニ探し、
そしてご家族内やご家族同士の会話など、
一見、単純に見える稲刈りの中にも
たくさんの楽しみや面白さがあることが
挙げられると思います。
また、私は今回がはじめての参加でしたが、
体験をされたご家族の皆さんは
春の田植えから定期的に田んぼを訪れており、
思いがまた違ったというのもあるのかなと思いました。
体験が終わったあと、池田さんから、
田植えなどの農作業は、企業のチームビルディング
としても使われるというお話を伺いました。
そのお話や今回の経験を通して、
農業体験には、農業や農作物に対しての
関心を高めるという効果はもちろん、
参加者同士や参加者と農家の方との間の
コミュニケーションを円滑にしたり
距離を縮めたりする効果もあるのだと実感しました。
改めて、
体験されたご家族のみなさん
東京お米サロンのみなさん
そして西野さん
今回の貴重な経験をありがとうございました!
11月のBBQが、今からとても楽しみです!