10/24,25九州・沖縄 観光宿泊外食産業展@福岡マリンメッセに
LINKED CITY の農泊DX担当で出展しました。
今回は、「九州みどりの食料システムEXPO」が同時開催でした。
東京で企画委員をしている私も、関係者の皆様とご挨拶し、聴講をさせていただきました。
https://agri-food.jma.or.jp/kyushu/index.php
講演会、まず最初はロイヤルホールディングスの菊地会長、続いて農林水産省大臣官房 みどりの食料システム戦略グループ長 久保牧衣子さんは、さらに多くの立ち見客が出るほど盛況でした。
生産者は、農業資材の高騰や人手不足からの人件費の高騰などを、価格を転嫁できないため
本業である農業の収益が下がり、苦しい状況に置かれています。
このままでは、自給率を上げるどころか、
農業を辞めてしまう人が増えるかもしれないという危機感を感じます。
この状況を打破するため、何か新たな情報は無いかと、藁をもすがる状況で展示会に足を運んできている事が伝わってきました。
日本能率協会(主催者ブース)で、国際観光施設協会「LINKED CITY」農泊DXの講演をさせていただいているのですが、ランチを食べる暇もないほど、次々と来場者がありました。熱心に聞いていただき、本当にありがとうございました。
今、大都市圏の観光業や、外食産業の方々は、インバウンド客が増え、収益がどんどん増えています。
円安や、原油高の影響があったとしても、客数が増えているので、収益が増大
見かけ上は大きな問題になってはいません。
しかし、人手不足は深刻で、物流や、飲食店の従業員が獲得できないという声を耳にしました。
ロボットやDXによる効率化、ライバル企業との共同物流などで対応をせざるを得ない状況になりつつあります。
今後のビジネスは、生産性を上げ、経済価値を上げることと、社会課題を解決するということの両輪で動かなければならないことを、展示会や講演会で、改めて勉強させていただきました。
菊地会長は講演の中で、
日本はお客様の声や、株主の声が強いのだとお話をされていました。
資本主義は無限ではなく、有限です。
ステークホルダーへの還元は重要ですが、安く買い叩くことで、
日本国民全体が大事なものを失いつつあることを、早く多くの人に気づいてもらえればと願っています。
展示会場では、福岡県のいちご生産地域で、地域の行政担当がリーダーになり、JA、生産者組合の青年部が一緒に展示会場を巡り、何か解決策はないのかと探している姿に出会いました。いちごの6次産業化は47都道府県で作っているので、この農作物で収益性を向上させるのは、ブランディングや他の地域が生産しない夏季に栽培するなどの工夫が必要です。でも、必死に次の手を探してる地域は、きっと新たな戦略を見つけることでしょう。
農泊DXについて、
詳しく知りたい方は、次回2月のホテルレストランショー 2月13日から16日@ビックサイトへお越しください。
農泊DX 「ノウハク・デジタルトランスフォーメーション」
デジタルテクノロジーで、6次産業化ビジネスを発展させ
食感動・交流体験を新たに創造・提案し、
観光客ニーズの多様化等の市場要求と、
地域課題を同時に解決させるプロセスです。
農泊DX で解決できる地域課題
・地域利益の最⼤化
・サステナブル経済社会の実現
・インバウンド対応
・⼥性活躍推進