毎年恒例、ホテルメトロポリタンでのミニアスコット会
齋藤料理長、井部さんやメトロポリタンの皆さまのおかげで、幸せなランチを頂きました。
毎回、アスコット会ではメニュー解説をさせて頂いています。齋藤シェフの素晴らしいお料理を記事でお楽しみ頂けたら嬉しいです。
アミューズ
フランス産の小鳩、グリーンピース ビガラードソース
フランスのピジョン(鳩)は最高級食材の一つ。旨味はふっくらとした皮目の脂の部分にあり、フランス産は皮に脂がのっていてジューシーな味わいです。最初の一口目から、パリにいるような気分になる逸品。
<アンティパストミスト>は3品。フォアグラのテリーヌと、アルザスのリースリングとの相性は抜群でした。これぞフランス料理という伝統の定番。最近、SDGsを推進しているレストランではフォアグラは出さなくなっているのですが、たまにはいいですよね。
フランス産フォアグラテリーヌのキャラメリゼ
北海道産ボタン海老のタルターラ (りんご、柚子)セップ茸のアクセント
黒潮本鮪のスパゲットーニ バーニャ・カウダ ピスタチオのクランブル
生雲丹トマトクリーム スパゲッティーニ
雲丹のパスタといえば、銀座「ラベットラ落合」が有名で美味しいのですが、齋藤シェフの雲丹パスタは、軽くて食べやすく、トマトのクリームで爽やかな後味でした。
青森県産平目のムニエル 根菜グレッグ デウエソース
淡路島の玉ねぎを敷いて、酸味の効いたピクルス(マイクロトマト、根菜類)を乗せています。お皿に敷いたソースはほうれん草とパプリカ
お野菜の旨みたっぷりで、平目のムニエルをいただく贅沢。年末の華やかな雰囲気の魚料理でした。
デコポンのグラニテ
柑橘のグラニテで肉料理の前にさっぱりと。
仏シストロン産仔羊アッロースト ピスタチオのペルシヤード
タルティーボのグリリアータ ゴルゴンゾーラクリームとジュダニョー
シストロン産ラム肉は、IGP(地理的保護表示)で品質・品種・産地を保証しています。遺伝子組み換え作物を与えることは禁止されていて、最低でも60日間は母親の庇護のもと母乳で育ちます。離乳した後はは、1年のうち少なくとも6ヶ月間は山間部の牧草地に放牧されて育ちます。
タルティーボは、12月の旬野菜。ラディッキオのなかでも細長い形をしたトレヴィーゾの中で、緑色の状態で収穫した後、湧水等に浸して軟白して収穫した野菜がタルデイーボとなります。独特の苦味と食感が肉料理に合います。手間がかかる野菜なので、高級野菜として人気です。(写真は東京西洋野菜研究会より)
スペシャルデザートはチョコレートケーキの宝石箱
苺のソルベと飴細工、薔薇やエディブルフラワーを添えて
ワインは下記の3種。お料理に合う、美味しいワインをセレクトして頂き、ありがとうございました!
泡 シャンパーニュ POMERY
白 リースリング ポール・ブルケール
赤 ボルドー シャトー・ラモット・ヴァンサン メルロー 80%/カベルネ・ソーヴィニヨン 20%
店内から眺める東京池袋の冬は美しい青空。遠くにスカイツリーが見えます。
年数回、美食を楽しむアスコット会の皆さまと、今年も幸せな一年を締めくくる12月のご褒美ランチ。
贅を尽くしたコース料理、そして東京産食材も使って頂き、感謝感激です。ありがとうございました!