本日の料理は、フランス料理の高級食材がずらりと並び、2025年の東京で入手できる最高の素材を用いて、東京ステーションホテル 石原雅弘総料理長による至高のメニューが提供されました。

幹事の井部さん、いつも本当にありがとうございます。

日本ホテル株式会社 東京ステーションホテル
総料理長 石原雅弘シェフ ご挨拶(抜粋)
西岡シェフとご一緒して、もう38年以上になります。
初めて中村ムッシュとともに京王プラザホテルを訪れたとき、西岡シェフの料理の美味しさに感動し、ぜひ学ばせていただきたいと思いました。塩ひとつにもこだわる料理への姿勢を教わり、私の今があるのはムッシュのおかげです。東京ステーションホテルでも13年以上ご一緒に仕事をし、多くのことを学ばせていただきました。
アスコット会では、毎回根岸ムッシュや先輩方からのご指導があり、料理人として本当に勉強になりました。味見のしすぎで太ってしまったほどです(笑)。

Menu(一部抜粋)
佐島の蛸 二種の味わい
・一方はやさしく塩茹で、もう一方は蒸して柔らかく仕上げ。
・煮汁に塩バルサミコと煉りからしを加えたソース。
・茹で蛸は梅麹とグリーンオリーブのタプナード、旬の白瓜とともに。
※「佐島の地ダコ」:
「西の明石、東の佐島」と称されるほどの名品。磯根環境と黒潮の恩恵で育ち、しっかりとした歯ごたえと噛むほどに広がる甘みが魅力です。
キャビア・雲丹・伊勢海老・だだちゃ豆・羅臼昆布・酢橘のジュレ
・フランス産「キャビア・オシェトラ」、北海道産「雲丹」、南房総の伊勢海老(レア仕上げ)
・山形産だだちゃ豆のムースと豆、煮汁+羅臼昆布+酢橘のジュレ
・素材の調和とワインとのマリアージュが素晴らしく、感激しました。

オホーツクの毛蟹とフルーツトマト、キヌアのサラダ
・フルーツトマトの中をくり抜き、毛蟹、キヌア、セロリ、蕪を細かく刻み詰めたサラダ
・蟹味噌のレモンバター、ライムマヨネーズソースを添えて


太刀魚と土佐あかうしのコンビネーション
・太刀魚は三崎港より。カダイフの衣でサクサクに
・西岡シェフの故郷「土佐あかうし」のローストを添えて
・黒にんにく、クレソン、バジルのソースで仕上げ、野菜の香味豊かなコンディマンが絶妙

フランス産牛フィレとモリーユ、フォワグラのマデラソース
・最高部位のフィレ肉をバターと低温で丁寧に火入れ
・フォワグラのソテー、モリーユ茸(アミガサタケ)の香り
・芳醇なマデラ酒を使ったクリームソースとワインを練り込んだパンの香りも一緒に。



冷製うどんとサステナブル食材のマリアージュ
・富山の手延べ極細清流うどん(15cmに短縮)
・食材を捨てることなく、蛸料理の白瓜の種、フルーツトマトのジュースなどを使ったソース
・帆立の網焼き、高知のカラスミ、海ぶどうをトッピング

スペシャルデザート
・桃のソルベ
・バースデーケーキ(マンゴー・シャインマスカット)
・コーヒーと小菓子



ワイン
解説:シェフソムリエ 鈴木利幸氏


アペリティフは、井坂実樹さんのフルート演奏とともに。泡なしでスタートする粋な演出でした。

白ワイン:井筒ワイン ソーヴィニヨン・ブラン 2023(長野県塩尻市)
・若草や青リンゴ、ライムを思わせる、硬質かつ清々しい果実味
・酸の切れ味鋭い辛口の白
https://shop.izutsuwine.co.jp/products/82
白ワイン:Borne of Fire シャルドネ 2019(米国ワシントン州)
・近年注目のワシントン州産100%、ナパは温暖化により酸が弱くなっている。
・味わい・酸味・甘み・果実味・樽の香りのバランスが絶妙
・「蘇る不死鳥のように」──今飲んで美味しい一本
https://www.smwe.com/estates/details/borne-of-fire
赤ワイン:ドメーヌ高畠 オーヴィーニュ カベルネ・ソーヴィニヨン 2021(山形県)
・国産100%の希少なカベルネ・ソーヴィニヨン
・都内ホテルでも入手困難。GW明けから流通
・エレガントで柔らかい赤ワインとして、本日のフィレ肉と見事に調和
https://www.takahata-winery.jp/lineup/haut-vigne/




