〜自然、伝統、創造が交差する一日〜
2025年7月21日、ツアー2日目は、滋賀の豊かな自然と、そこに息づく伝統的な暮らしを体感する1日でした。
🌿朝の棚田から始まる、命の景色
早朝、みなくちファームでは、瀬口さんが自ら案内してくださり、棚田や原木椎茸、ナス、唐辛子、カボチャ畑を視察。朝露の残る畑に立ち、ナスや唐辛子を試食させていただきながら、自然のリズムと共に生きる農の息吹を感じた時間でした。
料理人たちは、直接土に触れ、食材の成り立ちを肌で感じながら、料理の原点に立ち返るひとときとなりました。


🌸蓮が咲き誇る幻想的な「冥土カフェ」へ

お昼前、長浜市の合同会社TUNAGU「あいのたに冥土カフェ」へ。
この日は、蓮の花が見事に満開🌺
静寂の中に咲き誇るピンクの蓮の群生に、シェフたちからも感嘆の声が。
店内では、蓮や椎茸を使った料理、色とりどりのドリンクをいただきながら、生産者・川村さんと交流。「自然と共にある暮らし」「農福連携」から生まれる味わいと哲学を、言葉と食を通じて分かち合いました。

🍶日本酒と郷土料理のマリアージュ体験
午後は愛荘町へ移動し、愛知酒造(蔵元:富鶴・直政)を訪問。
郷土料理を囲みながら、蔵人たちと同じ空間で過ごす特別な時間。


提供されたのは、熟成を経た『富鶴』シリーズと『直政』。
シェフたちも「フランス人が好む味だね」と語る、旨味とキレのバランスが見事な純米吟醸。

愛知酒造は、Kura Masterプラチナ賞受賞という世界水準の評価を得ており、日本酒と料理の可能性を広げる存在です。

今回、愛知酒造「直政」を試飲させていただき、郷土料理とのマリアージュ体験を通じ、シェフたちは酒と食の共鳴を再確認。滋賀の風土が育んだ味を、今後のメニューフェアでも存分に活かしていきます。

この2日間、ただ“食材を見て仕入れる”だけでなく、滋賀県の生産者の想いや暮らし、土地の背景を丸ごと体感したシェフたち。特に、北村シェフは滋賀県出身です。15年間パリで暮らした後に改めて訪問した美しい故郷に感動をされていました。
料理という表現を通じて、滋賀の魅力を東京のレストランから伝えていく準備が、いま確かに始まっています。
SHIGA FINE FOOD メニューフェア2025 概要(予定)
- 開催期間:2025年8月〜2026年3月
- 実施店舗数:首都圏 約20店舗(随時更新)
- 詳しくは下記URLをご覧ください。
- https://ffcnippon.com/2025/07/24/shiga-menu2025/