飲食店や学校、病院などの給食施設を設計するとき、厨房は後回しにされて最後に空いたスペースに機器が並べられてしまう事があります。
設計段階では使う人(料理人)が不在で、経営者が決める事が多いのが一因ですが、そうすると、開業後に使い勝手が悪かったり、電源コードが出ていたり、必要な手順で手間がかかったり…
毎日のストレスを増やすだけではなく、お客さまへの提供時間が長くなったり、衛生管理にも影響があります。
そこで、ぜひ提案したいのは厨房で働く従業員も厨房作りの打ち合わせに参加してください。
そして、厨房を作る前に、お客さまに提供するメニューを決めてから最適な手順と機器を決めて、厨房を設計しましょう。
そうすると、食材のボリュームで冷蔵庫の容量が決まり、調理に必要な人数と、厨房機器(サイズや機種)、動線を決める事ができます。
厨房機器はとても高価ですが、スチコンや冷機器、洗浄機等、効率的に作業をするために必要不可欠なモノです。
また、換気・空調も含めて衛生管理しやすい快適な環境づくりも心がけてくださいね。
美味しい料理は美しい厨房で生まれます!