「食べることは、生きること」 by上柿元 勝シェフ
上柿元シェフはセミナーのとき、必ず大きな声でこの言葉を連呼します。名物なので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
この言葉を最近、ヒシヒシと実感する事が増えました。
一昨年から親がいくつかの病を抱え、食事を作る事や、食べる事が以前のようにできなくなってきました。
そこで、食材から見直して、低農薬の野菜を買い、食物添加物が入っている加工品を極力減らして、素材から調理するようにしました。また、病気でも食べやすい方法を病院管理栄養士の先生から指導を受けたり、本を読んだりして毎日少しずつ、実践してきました。
食べることで、生きる意欲が出てくる…と
多くのトップシェフからお話を聞いていたので、まずは実践!
すると、最初は半信半疑でしたが、親の症状は少しずつ回復してきたのです。
話す言葉がやさしくなり、感情の起伏も少なく、穏やかな毎日を過ごせるようになりました。
さらに、油分を減らしたり、アンチエイジング食材を積極的に取り入れた事から、私自身もダイエットに成功。
健康的で、明るく、良い雰囲気になってきました。
食事作りは人の健康や命と直結する、とても大切な仕事ですね。そんな事を実感する1年でした。
日本人は古くから、良い食材を作る技や、組み合わせるコツを知っていました。
そんな昔からの知恵や、最新の栄養情報まで、食べて病気を予防する技を情報提供していきたいと思います。