今年も若谷真人さんの収穫、選別のお手伝いをしています。クワイはニョキッと芽が出ているので、「良い芽がでるように」つまり、「運が開け、幸運に恵まれますように」と行った願いを込めて、クワイを祝儀の料理に用います。調理方法を教えていただきました。個人的にはフワフワ揚げが大好きです。ぜひお試しくださいね。
めでたいクワイ料理
①素揚げ
一番手軽な調理方法、地域の学校給食でも子供達が食べています。
小さなクワイを皮付きのまま揚げるだけで、あとはお好みで塩コショウや青のりをふってください。
②チップス
大きなクワイを薄く切り、カラッと揚げます。味付けは素揚げ同様、お好みでどうぞ。粉チーズやパプリカ、辛子粉など酒の魚だけでなくお子様のおやつにも最適です。
③フワフワ揚げ
300gの慈姑をすりおろし、卵1個、佐藤と塩を少々加え混ぜます。大きいスプーンでたっぷりすくい上げ、残ったクワイの芽を挿して油に落とし揚げます。
④煮物
大きいクワイをヒビが入る寸前までアクを抜きます。(約30分間。米の研ぎ汁を加えるとアクがよく抜けます)茹で上がったら30分ほど水にさらす。アク抜きごに皮を剥き、タレで軽く煮付けます。煮過ぎると固くなるので注意してください。
黄色煮:クチナシの実1個を2カップの熱湯で煮だし、佐藤、みりん、酒で味付けをしてクワイを煮ます。
*梔子:6〜7月に、香り高い白い花が咲き、秋にオレンジ色の実をつける。実が熟しても割れないため、口無しと呼ばれるようになったとの説がある。果実は漢方薬の山梔子(さんしし)の原料。染料にも利用される。
田舎煮:醤油と砂糖で煮付け、仕上げに片栗粉を加えてとろみをつけます。
丸焼き:アルミホイルで包み、グリルやオーブントースターで10分ほど焼く。中まで柔らかくなったら出来上がり。熱々のところに塩やバター、マヨネーズをかけて食べます。
⑤トロッとしたクワイ
すりおろしたクワイに同量の水を加えて、弱火で混ぜながら煮ると粘りが出ます。そのまま油を引いたフライパンで焼いてもよし、あとはお好みで味付けして食べてみてね。
クワイの保存方法
水につけて、日陰で1、2ヶ月、または冷蔵庫の野菜室におけば、夏頃まで日持ちします。水は時々取り替えてください。