友人からの嬉しい誘いがあり、ゴールデンウィークは京丹後・宮津へ行って来ました。
なぜ宮津? それに宮津ってどこ?
天橋立、文殊の知恵、伊根の舟屋、京都松島、浦島太郎伝説と聞けば、ご存知の方も多いのでは。友人が宮津にある飯尾醸造さんへ嫁いだ事がきっかけで今回は2年ぶり、3回目。誰を連れて行っても満足させられる食いしん坊には嬉しい観光地です。
飯尾醸造さんは発酵の伝統製法にこだわり、「富士酢」は都内お寿司屋さんでよく使われているお酢です。その若社長5代目は、地域の活性化も目指し、京丹後・宮津を日本のサンセバスチャンにしようと着々と計画を進めています。おかげで、東京の美食家を納得させられるお店が増えています。今回は、飯尾さんナビゲートで、京丹後「美食」の旅へご案内しましょう。
1日目
新幹線で京都へ。東京から2時間半であっという間。ランチを食べて、観光してから、ニコニコレンタカー京都五条七本松店(京都駅から一駅「丹波口駅」)で車を借りて宮津へ。高速道路で約2時間半。
ディナー「アチェート」
宮津の海の幸と、丹後の山の幸をふんだんに使用した古民家イタリアンレストラン。東京の人気店で働いていた重シェフが色鮮やかでフレッシュな宮津イタリアンを作られています。特に、ここのリゾットはお酢を作るために作っている有機玄米を低温乾燥させて、味が染み込みやすくしたもの。丹後鹿や、イノシシ肉、地元の漁場で獲れるアサリや、タコ、イカなどの魚介類は、他では味わえない逸品。オススメが全部食べられる¥7000のシェフお任せコースを選びました。
京都府宮津市新浜1968 TEL:0772-25-1010(電話受付13:00~)
宮津の宿泊 「清輝楼」
元禄年間(1600年代末)創業より多くの文人墨客に愛されてきた宿。窓から天橋立と日本庭園が見える古いお宿は80年くらい前にタイムスリップした様な佇まいでした。¥13000円/泊〜
京都府宮津市魚屋937 TEL:0772-22-4123
http://www.seikirou.co.jp/
ランチ「こんぴらうどん」
富士酢をうどんに練りこんでいる讃岐うどんは、宮津ならでは。一味違うコクがあります。
肉うどん¥900、たまごとじ¥700 がおすすめ。
京都府宮津市字鶴賀2057-32 TEL:0772-22-0700(予約不可)
ディナー 「Amanohashidate 310」
天橋立駅から歩いて1分。 白い壁でおしゃれな雰囲気のカフェ兼パン屋さん「JouJou」さんの隣で、同じオーナーが2018年春にオープンさせた居酒屋さん。漁師町宮津、新鮮な魚介類・野菜で、毎日食べ飽きない家庭料理を提供してくれます。香り豊かな宮津の日本酒と、甲イカお造り¥700、アサリの酒蒸し¥750、アマダイ酒蒸し¥900など、リーズナブルに美味しい宮津の旬の味が楽しめます。腕はピカイチ、可愛らしい女性シェフが頑張ってます。
京都府宮津市字弁天640-7 TEL:0772-45-1870
移動:京都丹後鉄道で3駅 峰山へ26分
電車の本数が少ないので、ディナーは早めに切り上げて、ホテルへ戻りましょう!
峰山の宿泊 プラザホテル「吉翠苑」
二次会「Barベリーニ」
伊勢丹新宿店の催事で1200杯のバナナジュースを売ったベリーニさん。ここが宮津だと忘れるくらい都会的でおしゃれなバーです。バナナジュースと、マッカランを炎の演出で感動。こんなバーが近くにあったら毎日通ってしまいそうです。建物が元教会だったそうで、十字架が目印。住宅地にあるためちょっと道に迷うかもしれません。2杯頂いて2000円、丹後価格に感謝です!
京都府 京丹後市峰山町杉谷898
ランチ「藤原鮮魚・urashima」
ナポリピッツアの世界大会で準優勝したオーナーが地元で開いたナポリピッツアの人気店で、カウンター4席の小さなお店。30分刻みで予約したお客さんが入って来ます。前菜盛り合わせ(¥1800)はサザエの炭火焼や、フリットにしたタコ、マリネしたイカなど、魚介類の冷菜。オーダーしたピッツア「ルーコラ エ プロシュット スペシャーレ」(¥2400)は目の前で生地を丁寧に伸ばして、具を乗せて、長い竿で上手に焼いていきます。大きなピザ窯の迫力と、オーナーシェフご夫妻の暖かい雰囲気が素敵です。食後はエスプレッソを注文。本場ナポリ風にグラニュー糖たっぷり入れて、甘いデザートの様にして幸せな時間を堪能しました。
京都府 京丹後市浅茂川328-5 TEL:0772-72-3798
ディナー「魚菜料理 縄屋」
京丹後といえば、食通なら誰もが知るお店で過去に2度訪問したので、今回は行かなかったのですが、ご主人の吉岡さんは、京料理の名店「和久傳」などで研鑽を積んだ実力派。地元で食べていた魚や山菜などの美味しさを出すのは都会では難しいと故郷に戻り、今ここでしか食べられない「素材」を活かした料理を提供します。驚くことに、スチコンを駆使して、お一人でほぼ全てのコース料理を作ります。地方で美味しい料理を提供するコツをよく理解して、実践している40代の第一人者。ラショナルのスチコンセミナー講師としてもご活躍です。時間が許せば、ぜひこちらでランチ、もしくはディナーを食べてから帰りましょう。
京都府 京丹後市弥栄町黒部2517番地 TEL:0772-65-2127
帰りは、京都縦貫自動車道「京丹後大宮IC」から 京都を目指しましょう。19時頃に出られれば、22時46分新幹線終電に間に合いますが時間に余裕を持って旅をしましょうね!