10/20(日)に行われたホームカミングデー はアットホームな雰囲気で、様々なイベントが行われたこともあり、小さなお子さん連れのご家族や、現役学生、ご夫婦、70代の大先輩まで、幅広い年代の方にお越し頂きました。
今回、フードリーダーとして、ホームカミングデーにいらっしゃるお客さまに合わせ様々な料理を提供しました。新しい企画としては、インスタ映えするキッチンカー4台を増設し、アデニア・デカリー入江シェフのラムバサダーブース、マグロの解体ショー、全国銘酒試飲会などを行いました。また、ご家族、友人とゆっくり食事できる場所が足りないという過去の反省もあり、「鈴懸の道」(第二次世界大戦中に発売された灰田勝彦氏の流行歌にもなった校内の道)のプラタナス並木や、煉瓦造りの校舎の周りに、木製のテーブルと椅子を並べて、ゆっくりとブランチを楽しんで頂けるように工夫しました。
キッチンカーは外食チェーンを展開している株式会社マイスタヴェルク・ホールディングス取締役の畠山篤士さん、合同会社プルーブライフ平尾諭さんにご協力頂きました。出展して頂いた4店舗は、RUBBER TRAMP(焼きたてピザ)、OutdoorCrepes(クレープとタピオカドリンク)、KITCHENROOM(カオマンガイ、カレー)、MILK BAR(国産牛乳アイスクリームの食べ比べ)です。
スタッフの人気投票を行い、お料理、お酒類は立教のグルメな先輩達のお口に合うものを厳選しましたので、来場者はもちろん、スタッフ満足度も高く安堵したところです。食については、様々なお付き合いの中で、美味しいものをご紹介してくださる方が多く、おかげさまで普通ではお声を掛けにくい人気料理人の皆様にご協力を頂くことができました。校友会の関係者の皆さんから、お褒めのお言葉を頂きましたが、私ができる事をしただけと思っています。
でも、意外と今まで諸先輩方ができなかった事のようなのです。そこで、改めて私が持っているスキルや経験を他の人にもできるようになっていただくために、簡単にご紹介します。
私は理学部出身です。フードビジネスコンサルタントとして、様々な食に触れますが、頭の片隅で様々な科学的根拠と照らし合わせ、自分の中で論理的な納得が得られるかどうか確認しながら仕事を遂行しています。おかげで経験値が上がれば上がるほど、情報過多な現代社会においても惑わされる事は少なく、本当に美味しいもの、体に良いものを見つける事ができます。
前職は、多くの日本型大企業と同じビジネススタイルで、ボトムアップの企業でした。関係部署からの要望、お客さまの要望をアンケート等で整理し、方向性を決めて、予算を獲得して、企画、実行、そして改善しての繰り返し。私が決めた内容で上長決済が降りると、数百人が動くこともありました。企画はもちろん、実行に移す際は、多くの関係部署トップから、ツッコミが入りますので、それに対して相手に理解し、納得して動いて頂けるよう丁寧に答えないと、仕事は全く進みません。今思うと、そんな経験をした事のある人は世の中にそんなに多くはいないのかもしれませんね。でも、どの分野でお仕事をしても役立つスキルで、時代の最先端を集める情報収集力と、相手に合わせたコミュニケーション能力、論理的思考、総合的な判断をするための根拠を積み上げながら推進していく力を鍛えて頂いた事、皆さまに感謝しています。そして、今は王先生主催「旬の味を喰らう会」で出会う食の専門家や、東京・埼玉で活躍中の食のプロの皆さまからお知恵をお借りして、日本の食が良い方向に向かうように活動しています。これからもよろしくお願いします!