今年もあとわずかですね。年末になると各種レストランランキングが発表になります。11月末、ミシュラン東京の発表では、華やかな舞台に立つ顔なじみのシェフ達の笑顔に私まで嬉しくなりました。銀座に昨年オープンした高良康之シェフの「ラフィナージュ」は一つ星を獲得。 渡辺雄一郎シェフ「Nabeno-Ism」二つ星、おめでとうございます! 90年代の初めの頃、サントリーホール前にあったボキューズさんのフレンチで働いていたお二人が、ついに自分のお店で星を獲得されました。キムタク世代(アラフィフ)のフレンチシェフの中でも丁寧なお仕事で、毎回楽しませてくださるお二人の活躍に、心から拍手をお送りしたいと思います。気になる方は、1月、2月の比較的空いているときに予約された方がいいですよ。ランチでも楽しめるお店で、カウンターに座って、シェフとおしゃべりしたり、ナベノイズムは隅田川の景色を眺めながらフレンチが食べられるので、一人でも寂しくありません。 そして12月第1週、パリで世界のレストランランキング ベスト1000「La Liste」(ラ・リスト)が発表になり、なんとそこにはsugalaboの須賀洋介シェフがいらっしゃいました! 世界中のレストランガイドや口コミサイトのデータを集積してつくられるのが、フランス発世界最高峰レストランランキング『LA LISTE(ラ・リスト)』です。 フランスではミシュラン(赤い本)、ゴエミヨ(黄色い本)が有名ですが、ミシュランだったら、タイヤメーカーの評価なので、駅前にあるお店より、駅から遠いところにあるお店の方が評価は高かったりと、フランス人が観光で行ってみたいと思うお店の評価が高くなるので、日本人の私たちの美味しいお店という感覚からランキングを見てみると、もっと美味しいのに載っていないお店が多いのです。 そんな理由からか、もっと公平に評価をしたいと考えて、世界中のレストランガイドや口コミサイトのデータを集積して点数で評価される方法で発表しているのが「La Liste」(ラ・リスト)なのです。 今年、1位は同点で4店が選ばれ、嬉しいことに、日本のフレンチsugalabo(東京・港区)その中の1店に選ばれました。 実はこのランキング、元々はフランス政府がスタートした経緯もあり、世界各国に駐在している外交官の口コミ点数の比率が高いと聞いています。だからコンサバティブなお店が多く、フランス外交官がお客さまをお連れしても、サーヴィスやお店の作りを含めて大丈夫だと判断したレベルのレストランであることが特徴です。お料理がおいしいだけのランキングではなく、その地域の特産物や郷土料理を、外交官がお客さまに食べさせたいと思った時に、連れて行きたいお店が選ばれているのだとか。つまり、VIP接待利用でしたら、「La Liste」(ラ・リスト)掲載店はオススメだということです。 1位になったsugalabo(東京)は日本全国の生産者を自分たちでまわって、本当においしいものを旬の時期に食べられるように取り寄せて提供しています。最高品質の食材の特性を見極めて、ポテンシャルを引き出し、シェフが目の前で料理している様子を見ながら、フランス料理を頂く事ができるお店です。「La Liste」でsugalaboが世界のNO.1として認められたことは、このお店で採用されている食材の生産者さんにとっても嬉しいことですね。ご提案したオーガニックパンや、裸麦を使っていただいたことがあり、少しだけですがお手伝いした私も嬉しいです♪ 《1位》 Guy Savoy フランス パリ Le Bernardin 米国 ニューヨーク 日本料理 龍吟 東京 千代田区 Sugalabo 東京 港区 《2位》 Arpege フランス パリ? Martin Berasategui スペイン ラサルテ-オリア Le Louis XV - Alain Ducasse モナコ 京都 吉兆 嵐山本店 京都 京都市 鮨さいとう 東京 港区 《3位》 L'Ambroisie フランス パリ Alain Ducasse au Plaza Athenee フランス パリ La Vague d'Or - Le Cheval Blanc フランス サントロペ Don Alfonso 1890 イタリア マッサ・ルブレンセ Manresa Los Gatos 米国 カリフォルニア Restaurant de l'Hotel de Ville スイス クリシエ 松川 東京 港区 柳家 岐阜 瑞浪市