打ち合わせ、習い事、友人との情報交換もオンラインに切り替わり、自宅に引きこもっている石川です。最近、あまりに人に会えないので、メッセンジャーやLINEで電話できる時間を確認して、おしゃべりを楽しむことにしました。そんなある日の、電話で聞いた話です。
毎日オフィスビルに出勤している友人から「私の働いているオフィスビルでコロナ患者が出たのよ!」という話を耳にしました。「いますぐ、帰宅してください!と言われて、その日は午前中11時に帰ってきたの。」職場はすぐに消毒が行われ、翌日からは出勤したそうです。
身近で感染者が出てしまうと、働いている場所がその瞬間に封鎖され、場合によって出勤できなくなる状況だという事を改めて実感しました。業務を継続しなければならない銀行やコールセンターはかなり厳しく感染者が出ないような対策を取っているそうですが、業務が継続できなくなる状況はいつ起こってもおかしくないという現実、経営者の皆さんは相当悩まれていると思います。
コロナ感染リスクを避けるためには、外出しないのが一番なのですが、日々の生活や、仕事をしていると、どうしても出かけなければならない場所、会わなければならない人がいます。どこか比較的安全な場所や、会う方法はないかしら?と多くの方が悩み、考えているかもしれません。
ご参考までに、感染リスクが比較的少ないシティホテルの利用について、ご紹介します。
先日、所用があり新宿駅前のホテルに伺いお話をお聞きました。席の間隔がゆったりしていて、落ち着いて話のできる場所なので、普段は満席で、席待ちの人がロビーに溢れています。でも、コロナ騒動の現在、ホテルはロビーが閑散としていて、ラウンジやレストランの利用者はとても少ない印象でした。食事をしているのは家族やグループなど数組。この時期なので引越し、お子さんの進学など、何らかの理由で都内宿泊をされている方かもしれません。また、ビジネスマンの商談らしきグループが、パソコンを広げて話をしていました。
この時期の会食、打ち合わせの場所として、シティホテルは他の飲食店に比べて、テーブルと椅子の間隔が広く感染のリスクが低いと判断される方が多いようです。宿泊は10〜20%台という散々な状況ですが、レストランやラウンジの稼働率は40~60%を維持しているそうで、このレベルの稼働率があれば、何とか持ちこたえらるのではと話をされていました。
また平日の日中、ホテルの部屋で仕事をしている人が増えたそうです。コワーキングスペースを利用している方も多いようですが、セキュリティの高い場所でもあるホテルは、コロナ患者が身近で発生した時の最適な避難先になっています。ホテルは仕事だけではなく、ルームサービスで食事もできるので、便利です。ホテルシェフの作りたての食事は栄養や美味しさも抜群です。リスクを回避しながら仕事を継続するために、忙しいビジネスマンの避難場所としてホテルは新たな役割を担っているそうです。
そして最も心配なのは街の飲食店さんです。お客さまが激減してしまい、何をしたら良いのか…(涙)と、途方に暮れている飲食店オーナーと雑談しながら、私からはこんなプランをお話しました。
案1「省エネ・ローコスト経営」
今はとにかく無駄な出費を抑える。不要な照明を消すなど、できる限りのコスト削減に挑戦する。ただし気持ちは明るく元気に!
案2「リフレッシュの時間にする」
お客様が来ない店を開けていると、だんだん心が折れてきます。キッパリとお店を休んで、家族でゆったりとした時間を過ごすのも良いのでは?
案3「学びの時間にする」
疫病が収束し、新たな時代が始まる時に備えて、必要な知識、スキルをプラスする。
案4「副業を始める」
お弁当や冷凍食材の販売、Uber Eats(ウーバーイーツ)にチャレンジする。手間はかかるのに、意外と儲からないから悩むところ。
案5「野菜作りに取り組む」
春はタネまきのシーズン。お庭やプランターに野菜のタネをまき、パクチーなど簡単な野菜を育てる。焦る気持ちもありますが、土に触れていると心が落ち着きます。
親しい飲食店オーナーは、人を喜ばせることが大好きな人ばかり。普段はあちらこちらへ飛び回っているのですが、今は動き回らない方が賢明です。オーナーは従業員に愚痴をこぼす訳にはいきませんが、辛い気持ち、苦しいことは、誰かに話すと少しラクになります。今は話し相手になるくらいの事しかできませんが、みんなで心を一つにして我慢。嵐が過ぎるのを待ちましょうね。