【クワイ】を食べたことある人 → たぶん半分くらいです。
でも、食べたことが無い、全く知らないという方は、これから興味を持っていただければ嬉しいです。
ちなみに漢字で「慈姑」(くわい)と書きます。

【クワイ】は埼玉県が誇る、伝統的な農産品の一つで、出荷量は広島に次ぐ第2位。県内の主な産地は、さいたま市緑区、岩槻区、越谷市の3地域です。
体験農園の指導者、若谷真人さんは【クワイ】の生産者で、毎年11月末から行われる収穫や皮むき、選別作業のお手伝いをしているのですが、
今年の【クワイ】収穫初日は、特別な日になりました。
それは、「埼玉わっしょい大使」として、メンバーのみんなと「坪堀」という、今年の出荷予想を立てる一番最初の【クワイ】堀りの体験をすることができたからです (≧▽≦)

11月中旬、秋晴れ
埼玉わっしょい大使メンバーと収穫取材へ Let’s go✧٩(ˊωˋ*)و✧
さいたま市緑区の生産者グループ「高畑くわい出荷組合」若谷真人さんの畑に来たのは女性4人です
- 米澤 麻里絵さん ゆずの里ケーブルテレビ株式会社 キャスター oyonechan
- 宮川 結衣さん 管理栄養士 ponsan.68
- 川内 彩さん 久喜市くき親善大使 _asyasgram
- 石川 史子 フードビジネス プロデューサー ishikawa_f
まずは、長靴から胸までつながっている防水加工つなぎを着ます。
さらに長靴の上から、足が抜けないように、紐でしっかり固定。
いざ、クワイ畑へ!
畑、と言っても泥沼で育つ【クワイ】
若谷真人さんのお手本を見てから、泥の中へいざ
ところが、足が動けない。。。進めない。。。
メンバー達の悲鳴が青空に響きます(笑)


枯れてきた葉をオノで刈り取り、泥の中を掘ると、青いキレイな実が収穫できます。



撮影の日は穏やかな晴天でしたが、収穫のピークは11月下旬。
寒い冬に、泥水の中に入って作業をするので、生産者さんは大変な苦労をされているのです。

収穫した【クワイ】は洗って泥を落とし、サイズに分けて選別して、薄皮を剥いて、もう一度汚れを落とすために洗った後に箱に詰めて出荷します。

12月上旬までに収穫作業や出荷を終わらせなければなりません。短期集中型のクワイ収穫・出荷で、これから農家さんの忙しい毎日が始まります。
【クワイ】のオススメの食べ方は、
12月末ごろに出回る小粒のSサイズ、SSサイズ【クワイ】は、素揚げにして塩を振り、ビールのおつまみにして。
おせち料理には大きなLサイズの【クワイ】を使い煮しめを作ります。
浦和の公立小中学校に通っていた息子の給食表を眺めながら、浦和でクワイが収穫できることを知り、高級食材を給食で使うなんて贅沢だわ!と思っていましたが、クワイを知ってもらうための、生産者の地道なプロモーション活動のご努力なのだと知りました。
【クワイ】を育てている生産者が減少し、温暖化などの影響で病気が増え、生産量が少しずつ減少している伝統野菜です。
この伝統を絶やさぬように、
そして来年はめでたい事がありますように、
今年の年末年始は【クワイ】を食べて応援してくだ埼玉!