第47回となる今回は、41カ国・地域から1,461社/1,787小間(2/22現在)が出展しています。
コロナ禍、さらにロシアとウクライナの戦争が始まったため、輸入商品を扱っている方々と情報交換をしていると、物流の不安や、ロシア産品が入ってこなくなること、さらにはヨーロッパからの商品も手に入りにくくなっていくことを感じています。実際にブースを回っていると、国産生ハムに注目が集まっていて、ある意味国内の生産者にとっては追い風かもしれません。
SDGsの観点からも注目されている「代替食品」は本気で探している方が多く、肉、シーチキン、パスタ、チーズなど、幅広く揃ってます。食べ比べができるのも、この展示会の良いところ。皆さん、本気で味を確認していました。私がブースで支援をしているグリーンカルチャー「グリーンミート」は、商社やスーパーマーケット、有名レストランシェフなど、朝から大賑わいで、休む間もなく人が押し寄せてきました。
FOODEX はホテルレストランショーより入場条件審査が厳しく行われているので、具体的な商談が次々と行われています。展示会の雰囲気としては、ホテレスは下見、フーデックスは本気、と感じます。ホテレスの時にブースに来ていただいた方が、FOODEX でも立ち寄っていただき、具体的なお話になるケースも多くて、両方の展示会に出展するのは大変ですが、意味があると感じました。
さて、広い海外ブースも紹介します。
オーストラリアブースでは、現地のコンビニでも売られている人気のミートパイFOUR'N TWENTY(フォーン トゥウェンティー)がありました。ヒルトンなど外資系ホテルでは、日本国内でも食べられます。こちらの新商品でプラントベースミートパイが登場しました。
日本で例えると、日ハムがプラントベースミートを商品化したような衝撃的な出来事でオーストラリア国内でもざわついたそうです。熱々のミートパイを食べながら、メルボルンcafeは最高に美味しかったです。ビーフシチューのような食感と美味しさは、日本でも流行りそうです。日本でも話題になってますが、プラントベースミートは世界的にもどんどん増えていきそうですね。
フランスブースはフランス料理やフランス語の先生をされている後藤初美さんとまわりました。来日する予定だったワイン生産者が来られず、通訳の方が代わりにブースで説明をされていました。日本が鎖国しているからです。残念でたまりません。
ワインのインポーターさんを探しているブースがあり、ボルドーのロゼが安くて美味しかったです。現地価格は2ユーロで、日本に輸入しても1000円台かと。コスパの良いフランス産ワインは注目です。
フランスの生産者にも会いたかったので、本当に残念です。
フランスでは、新型コロナウイルス感染者数の減少に伴い、2月12日から入国規制を緩和。ワクチン接種完了者はいずれの国からの渡航であっても陰性証明書が不要となりました。さらに、2月28日からはレストランや文化・娯楽施設などの「ワクチン・パスによる制限措置」適用施設内で、マスク着用義務が解除されています。
一方の日本、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置で、東京都は3月21日まで延長されました。日本のこの鎖国状態が長く続くと、フランス料理の食材やワインが手に入りにくくなり、美味しいものが食べられなくなりそうで心配です。
さらに、レストラン関係者のモチベーションが下がっていて、人材離れが加速していることが気がかりです。もう限界…飲食関係の規制を解いてもらうことを切に願う毎日です。
「FOODEX JAPAN 2022」
https://www.jma.or.jp/foodex/
グリーンカルチャー「グリーンミート」
https://greenculture.co.jp/
一般社団法人国産生ハム普及協会
http://momo29.com/
FOUR'N TWENTY(フォーン トゥウェンティー)ミートパイ
https://www.fourntwentyjapan.com/
フランスボルドーのロゼワイン
https://www.lagrandecave.fr/produit/fiche/carton-de-1-bouteille-75cl-de-luze-rose-2019-5430
https://www.bordeaux-wines.jp/knowledge/