「COFFEE」×「ART」×「MUSIC」 をテーマにNEWoMan新宿で開催されている「Chill Week(チルウィーク)」に合わせて企画された「ブルーボトルコーヒードリップクラス」にインターン生の粟村さんと参加してきました。ライフスタイル系カフェのブランティングを体験できる貴重な機会でした。粟村さんのレポートです。
注文を受けてから、目の前でコーヒーを1杯1杯ドリップして提供してもらえるのが特徴のブルーボトルコーヒー。
そんな美味しいブルーボトルのドリップコーヒーをお家でも淹れられるよう、コーヒー豆の挽き方やお湯の量などの基礎から教えていただけるのが、今回のドリップクラスです。ブルーボトルの中でも、最も来店者数が多い店のバリスタから直接学ぶことができるセミナーにワクワクです。
ドリンクを提供する際、名前で呼ぶブルーボトルコーヒーカフェらしくそれぞれの自己紹介から始まり、まずは、コーヒーの濃度と抽出について教わりました。
コーヒーを飲む時に感じる苦味や酸味は、コーヒーの濃度が関係しています。同じコーヒー豆でも、使う豆やお湯の量で全然違う味わいになり、さらにこの味わいの違いは豆を挽いた時の粗さによっても異なります。
細かく挽くと苦く、荒く挽くと酸味が強くなるのです。つまり例えば、細かく挽いた豆を普段より多く使い、お湯は少なく淹れた場合は、苦味の強い、少し喉がイガイガするような味わいのコーヒーになるそうです。
このようにコーヒーをドリップする際の知識を学んだ後は、お手本を見ながらついに実践です!
ブルーボトルコーヒーはオリジナルのドリッパーはデザイン、機能も秀逸でした。物理学者たちとともに、構造、形状、流れに着目してデザインしたドリッパーは佐賀県有田町の久保田稔製陶所「久右ヱ門」で製造されています。
ドリッパーにフィルターをセットし、22gのコーヒー豆を入れ、平らに均します。豆を平らにすることは豆からムラなく抽出することに繋がる重要なポイントのひとつです!
カラフェにドリッパーをセットし、スケールとタイマーも用意します。
タイマーをスタートさせ、ここからついに抽出スタート、まずは「蒸らし」の工程です。お湯の量が40gになるまで、内から外に向かって3周、外からうちに向かって3周、円を描きながら注ぎます。
この蒸らしの工程でのお湯は、ケトルの注ぎ口から細く出る程度の勢いで、コーヒー豆全体にかかるように注ぐことがポイントだそうです。
次にタイマーが40秒になった所で2回目の注ぎです。お湯の量が150gになるまで、今度は内から外に向かって5周、外から内に向かって5周注ぎます。この時のお湯は、蒸らしの工程よりも注ぎ口から太く出る勢いで注ぎます。
これをもう2回繰り返し、1分50秒位の時に350gになるよう注ぎ、全てのお湯が抽出されたら完成です。抽出しきったフィルターの中のコーヒー豆が平らに沈んでいれば、上手く均等にお湯を注ぎ、抽出できた印です。
このお手本を参考に、数回コーヒー豆なしで動きの確認をした後、実際にドリップ体験を行いました。
秒単位の注ぎ出し、お湯の量と勢い、円を描きながらの注ぎ・・・、注意を払うポイントが多く、ドリップの難しさを実感しました。
ですが、「いい感じにできています!」や「さっきより上達しましたね!」などのポジティブな声かけや、コミュニケーションをとっていただけたおかげで、難しいながらも、とても楽しく学ぶことがでました。
最後に自分たちで淹れたコーヒーの飲み比べも行いました。同じ豆、お湯の量でも、酸味が強くさっぱりしたものや、苦味と酸味のバランスが同じ位のものなど、一人一人違う味わいとなっていて、手で淹れるドリップコーヒーの奥深さを感じることができました。
1時間という時間でしたが、コーヒーの知識や美味しいコーヒーの淹れ方のコツなど、多くの学びがありました。そして、自分の手でコーヒーをドリップする楽しさを知ることができました。ブルーボトルコーヒー店舗で販売されているドリッパーとフィルターを購入しました。今回学んだコツを、ぜひ家でも実践してみたいです!
ブルーボトルコーヒー オンラインショップ
https://store.bluebottlecoffee.jp/