食と農、SDGs について観光・外食分野のリーダーとして活躍できる人材育成を目的とし、学生とオンライン&リアルで情報交換や産学連携プロジェクトを実施しています。
今回は宮城大学食産業学群フードマネジメント学類フードビジネスコース 加藤さん (大学3年生)と一緒に取材先を選び、依頼状と質問状を作成して、2泊3日のツアーを実施しました。丹治朋子先生がつないでくださり、ご紹介いただいた皆さまから貴重なお話を伺うことができ、地方の時代が来ていると実感しました。街は美しく、人はやさしく、美味しいものがあって、おしゃれでセンスが良く、通学も車。満員電車に揺られてあくせく働いている東京の生活に思わず疑問を感じる豊かな暮らしがありました。学生と一緒に「訪ねる」「つながる」「伝える」を実践し、これからの幸せライフスタイルを考えていきたいと思います。
・SDGs な食の提案(持続可能性、フードロス削減、CO2 排出量の削減)
・料理人と生産者のコミュニケーション (課題と解決策の提案)
・地産地消の推進(地域産品を使った、レストランメニューの紹介)
・観光外食産業における女性の活躍事例
12月2日(金)15:00〜17:00 研究発表会を行う予定です。
杜の都「仙台」は東北新幹線に乗れば大宮から約1時間。あっという間に到着します。
海の幸、山の幸が豊富に揃っていて、首都圏ではほとんど流通していないホヤなどの魚介類や、和牛、お野菜も美味しくて食べ過ぎの3日間でした。地産地消にこだわる店を探してくれた丹治先生、加藤さんに感謝です。とても美味しい飲食店、旅館、温泉、そして素晴らしい景色。
2泊3日、私たちが訪問した場所と素敵な方々をご紹介します。
仙台へご旅行・出張で行くときは、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。
仙台朝市商店街振興組合 事務長 入間田博様
地域に寄り添う商店街「仙台朝市」で
「こうやって料理したらうまいよ!」
商品を実際に見ながら、お店の方からお薦めを聞けるので、
安いから買おうではなく「この店で買えば間違いないから、この店で買う」常連のお客様がたくさんいます。対面販売だから顧客のニーズに寄り添い、災害時も食べ物を販売し続けることができたそう。客、生産者、飲食店がつながっていることが強みで、スーパーとは品揃えが違います。
市場に1個しかない高級品もある。だから観光客も街の人の日常や、珍しいものが見られるので楽しい場所になるのだと教えていただきました。
また、次の世代へと繋がりが受け継がれていることで、戦後70年続いている朝市。
震災やコロナにも強く、今なお愛されている場所になるのは、人と人との結びつきが大切だと教えてくださいました。近隣で商業施設やホテル建設が相次いでいますが、ずっとこの場所は次世代に繋いで欲しい場所です。
詳しくは、インターン生粟村さんの記事をご覧ください!
おさしみブッフェ(松島)株式会社スタイルスグループ 佐々木浩史社長
仙台駅前から車で40分、松島に到着!
旅館大沼 大沼伸治様
大沼さんにご紹介いただいたのはこちらの皆様
気仙沼の株式会社斉吉商店 斉藤純夫様、和枝様はご夫妻に大沼旅館でお会いしました。美味しい食卓、豊かな暮らしをテーマに、無添加手作りのおかず・お惣菜を自社通販サイトで販売。金のさんまは、骨ごと柔らかく食べられると人気です。
最近は、息子さんの代に事業継承し、ご夫妻は本業から少し離れて、美味しいものを巡る旅やイベントもされているそうです。素敵なご夫妻にお会いできて、美しい星空が見える気仙沼へ行ってみたくなりました。人生、信じられないような事もあり様々な苦難を乗り越えてきた方だからなのでしょうか。ご夫妻がとても仲が睦まじく、幸せそうなのが印象的でした。
株式会社たびむすび 稲葉雅子様は農業、漁業などの1次産業を主軸とした東北の産業と出逢い・学び・体験するツアーを企画している方です。東北復興につながる旅を斉吉商店 斉藤純夫様、和枝様と一緒に企画しているそうで、興味深いツアーのお話をいろいろ聞かせていただきました。
渡部正勝様は旅館大沼が忙しい時の助っ人。名刺には御用聞きと書かれていて、ハワイとの2拠点居住で羨ましい生活です。シフォンケーキをご馳走になりました。とっても美味しかったです!