リアルとオンラインを融合しながら、東京都の「お米」「農業」について学んでいく「東京お米サロン」。6月に行った「田植え」から約4か月、ついに「稲刈り」を10月9日に、国立市谷保の西野農園で行いました。
雨予報となっていましたが、当日は時々晴れ間ものぞく過ごしやすい天候の中、実施することができ、数日前から水を引いておいた田んぼには、黄金色になった稲穂が風に揺られていました。
まず、西野農園の西野耕太さんから、片手サイズの小型の鎌を利き手に持ち、手前に引きながら稲を刈っていくことや、稲はお茶碗1杯分の3束を紐でまとめることなど、稲刈り方法について詳しく教えていただきました。
山田屋本店6代目 秋沢毬衣さんからは、育っている稲の種類(東京産キヌヒカリ)についてや、昔は全て自然乾燥で乾燥具合が一定ではなかったため、新米を炊く時は水の量を少なくするよう言われていたことなど、お米についての豆知識を教えていただき、いよいよ稲刈り本番です!
利き手とは反対側の手で稲を掴み、その下を鎌でザクザクと刈っていきます。そして、3束分を紐で括り、敷地内の塀やガードパイプに引っ掛けていきました。子どもたちも含め約40名で1時間弱行い、田んぼの5分の1ほどを刈り終えました。
「手刈り」自体は思っていたよりも簡単に行うことができましたが、広い田んぼ一面の稲を手で刈っていたことを考えると、昔の「稲刈り」の大変さを実感することができました。
そして、自分の手、体を動かした後は、おいしいお昼ごはんです!
今回は、
・5つ星お米マイスター秋沢さんがセレクトした新米で作った「おにぎり」と「炊きたて羽釜ごはん」「三五八漬け」
・東京お米サロンの運営メンバーであり、出汁ソムリエでもある山根さんが東京の味噌蔵 麹屋三郎衛門のお味噌で作った「豚汁」
・東京お米サロンの協賛企業 FSXの社員の方が炭火焼きで作ってくださった「焼き芋」
をいただきました!
終わった後、LINE参加者グループには、実際に体験したからこその、嬉しいメッセージが次々と届きました。
<30代ご夫妻とお子様2名で参加>
「稲刈り、お米作りの大変さを体験した後の食事。
普段はあまり白米を食べない長女が、パクパク食べました!」
<30代女性とお子様2名で参加>
「米好きの長男は、お昼にいただいたおにぎりの米の味を噛み締めていました。スープがおいしい!と豚汁を飲み干していました。子連れのなか、皆様にも色々サポートいただきありがとうございました。」
<20代男性5人で参加>
「貴重な体験だけでなく美味しいご飯まで頂き感動いたしました。そして私の働く介護施設で利用者さん達に稲刈りの様子を見せるとみなさん田植えの時期から楽しみにしていたようで大喜びでした(笑)この体験は墨田区のお年寄り達にもエネルギーを与えています。」
<60代女性一人で参加>
「運営スタッフの皆様、参加された皆様、沢山の収穫体験と美味しいお握り、漬物、豚汁、焼き芋、どれも愛情たっぷりで皆さんの笑顔と共に味わい深いものとなりました。全ての稲を刈り終わった後、雨が降ってきて、晴れ男&女さんは誰でしょう!」
苗を育てて、水田を耕し、田植え、日々の水量管理、除草など、黄金色の稲穂が実り、収穫するまでには、数えきれないほどの手間と苦労がありました。東京お米サロンに参加したことでfacebook・LINEで届く今の畑の状況を見ることができ、現地で田起こし、田植え、稲刈りを体験する事でしっかりと学ぶことができました。
「お米」に限らず、普段何気なく食べている食材は、当たり前にあるものではないのだと、改めて学ぶことができたと同時に、それを伝えていく必要があると実感しました。
今回の稲刈りで収穫したお米は、10月17日(月) 水天宮前駅の遠忠食品にて行われる「新米試食会」にて、最速最短で味わうことができます!
そして、12月11日には、収穫した「稲」を使った「しめ縄作り」も予定されているので、今後の活動にもぜひご参加くださいね!
【今後のイベントスケジュール】
・「幻の東京産 新米試食会」
10月17日 (月) 16:00−20:00 @遠忠商店3階スペース(日本橋蛎殻町)
参加費:500円
予約不要
https://www.facebook.com/groups/271300545146442/permalink/416406507302511/
・「西野農園の稲穂を使った しめ縄作り」
12月11日 (日) 調布駅前の市民センターにて
後日、ご案内をしますので、東京お米サロンW E Bサイト(下記U R L)をご確認ください。
https://www.tokyo-okome.com/