びえい農泊 DX推進協議会の石川です。
この1年、私が最もメールをやり取りした方の1人が、農水省の都築さんです。申請書をする前から質問に答えていただき、採択後も提出書類について細かな依頼があり、そのたびに訂正して再度メール送付をしたりして、農泊事業をするということは、本事業をするだけではなく農水省への対応も求められることから、2倍?どころか3倍の仕事量になることを実感しました。
実績報告、イベント告知、広報対応など、メールのお返事は厳しくもあり、時々ユーモアのあるお返事が届いたりして、一緒に楽しくお仕事をさせていただいています。
今年度、私たちのびえい農泊 DX推進協議会が採択されて事業を開始し、先日初めて、農水省からフォローアップの視察に来ていただきました。
農水省は1年に1回は現地の視察をされているそうで、地域の人がどのような取り組みをしているのか、実態を確認したり、生産者や関係者から交付金に対する課題や、国に対しての要望事項などを、幅広くヒアリングすることが目的だそうです。
農水省の都築さんからは、
「国として、今後の政策に役立てていきたい。」
「来年度に向けて、改善していただきたい」
「こんな工夫の使い方ができるのでは?という意見交換をしたい」
と熱心に話しかけていただき、ファームズ千代田のアバラゼデ社長、石戸谷専務、市岡本部長、そしてびえい農泊 DX推進協議会の研修生と一緒にディスカッションをしました。
霞ヶ関の事務所で忙しく仕事をされている農水省の方が、農泊の現場に来て、意見交換を行い、丁寧にお仕事をされていることを、改めて実感することができました。
ディスカッションや、概要説明を受けた後は、
施設建設予定地「ファームズ千代田キャンプ場」視察 アバラゼデ社長と石戸谷専務、研修生も一緒に
野菜生産者のあらいふぁーむで、新井さんと無農薬栽培について、熱いディスカッション
北の住まい設計社秦野さんの解説で、ショールームにて、建築予定の建物の特徴を紹介。北海道は断熱材や、床下の構造が異なり、関東よりコストがかかることや、北海道木材を使用することなどをお伝えしました。
都築さんからは、
「農泊の取組においては、直接関係者の皆様からお話を伺うことで、びえい農泊DX推進協議会の取組概要を理解できました。
石川さんの人脈で色々な人達が貴協議会に繋がっている様子も伺えましたので、今の流れをしっかり強固なものにできると良いかと思います。
引き続きよろしくお願いします。」
と丁寧なメールを頂戴しました。
美瑛町の皆さま、そして移住してくる料理人2名と一緒に、誠実に取り組んで参りたいと思っています。
農泊事業は、次年度以降も継続予定で、農林水産業が盛んな地域は、農泊事業にぜひ取り組んでいただきたいと言われています。ご興味のある方は、下記のURLをご覧ください!
農林水産省 「農泊」の推進について
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/nouhakusuishin/nouhaku_top.html
「農泊」とは、 農山漁村に宿泊し、滞在中に豊かな地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」のことです。
私たちは東京から美瑛へ行き、「農泊DX」と定義した新しい手法で、地域の方々と一緒に地域振興、地域活性化、農業振興、ビジネス化を図るため、イタリア等で人気のアグリツーリズム観光のエッセンスを盛り込んだ農泊事業を推進しています。
農水省の「農泊」は平成29年度から補助金制度が始まり、
オフィシャルで621地域が登録、現在650を超える地域が立ち上がっています。