SÉZANNE (セザン)は、東京駅のフォーシーズンズホテル丸の内 東京の7階にあります。
写真:線路手前から、フォーシーズンズホテルを撮影
まず最初に案内された窓際の席からは、東京駅を発着する新幹線や山手線がよく見え、シャンパングラスに注がれた冷たいハーブティを飲みながら、ワクワクする気持ちが高まります。
The Best Restaurant in Asia 2024(アジア地区内で最も優れたレストラン)で今年3月に1位を獲得したセザン、誘われて初めて訪問しました。
入口扉が私たちのために開いて、案内されます。セザン劇場へいざ入場です
こっそり伺う筈だったのですが、フランス料理業界の方とご一緒したので、サーヴィスの方がしっかりとこちらの立場を見抜きました。フランス料理の基本ですが、料理だけではなく、本当にサーヴィススタッフが素晴らしいです。客をよく見てます。
こちらの身分がバレてしまったので、思いがけず、特別なメニューとなってしまったコース料理は、香港で長く活躍されていたダニエルシェフらしい中華の要素がフォアグラに隠されていたり。まさかの魚料理は「鰻の蒲焼」。ガラス越しに見える厨房で、うちわをパタパタと仰いでいると思ったのですが、鰻を焼いていました。
松茸、銀杏、米、味噌の使い方が素晴らしく、野菜については魔術師のようでした。いくらときゅうりはお寿司からのアイデアだそうですが、盛り付けの美しさと洋風の味にも合い、食材の新しい魅力を発見することができました。
日本食材の持ち味を大切にしながら、ダニエルシェフらしいフランス料理にアレンジしているフルコースは、お見事!デザートのスフレはとても軽い食感で美味でした。
お客様のほとんどがアジア系外国人でした。香港からダニエルの料理を食べに、わざわざ日本にいらしているのだと思います。
正直、決して安くはありませんが、でもアジアNO.1の料理を東京駅近くで食べられる価値と思ったら、むしろ安いと思いました。
水を入れてあるグラスがずっしり重くて、どちらのですか?とお聞きしたら、全てバカラで揃えています。とさらりと言われて、そうですよねと苦笑。
小さな前菜を食べながら、最初に渡される紙に書かれているのは、こちらの内容です。
生産者との繋がりを大事にされていて、その想いをしっかりと感じるお料理ばかりでした。
____________
セザンはたくさんのご縁があり誕生したレストランです。
このご縁を大切に皆さんとセザンを育てていきたいと思います。
お料理を通して私たちの情念や思いをお届けします。
セザンにて特別なご体験をお楽しみください。
ご協力いただいている皆さま
ボルディエ(ブルターニュ・フランス)
キャビアリ(パリ・フランス)
オリヴィエ・コラン(セザン・フランス)
バーナードアントニー(フランス)
オリヴィエ・クリュッグ(ランス・フランス)
トラッフル ヒル(オーストラリア)
農業の未来研究所(北海道遠軽)
松野さん(北海道白糠)
マルユウ海楽(北海道 厚岸海域)
河田さん(秋田)
有明山農場(長野)
株式会社丸 梅澤さん(東京 豊洲)
ジェットファーム(北海道)
清田さん(東京 大田区)
渋谷チーズスタンド(東京)
______________
外国人シェフのレストランですが、驚くほど日本らしさを感じます。
【店名】SÉZANNE (セザン)
【住所】〒100-6277 東京都千代田区丸の内1丁目11−1
【電話】03-5222-5810
【営業時間】
ランチ 水~土曜日 12:00~13:30 (最終入店)
ディナー 水~日曜日 18:00~20:00 (最終入店)
【ホームページ】
https://www.fourseasons.com/jp/tokyo/dining/restaurants/sezanne
MENU DU JOUR(平日のランチコース)
22,000 (27,830)円
MENU SÉZANNE(通常コース)
40,000 (50,600)円