「農林水産省 広報担当が語る 「農泊」の魅力を伝えるコツ」と題し、
松本純子さん (農林水産省 大臣官房広報評価課広報室 編集班 地域情報提供係長)と
石川史子 (びえい農泊 DX推進協議会 事務局長)で講演を行いました。


松本さんは官僚ですが、全国様々な地域を訪問し、作り手の想いを届ける活動をしています。
Instagram、facebook、YouTubeなど、生産者や地域の人により沿い、近く、寄り添った視点で松本さんの写真はどれも素敵で、その地域がより魅力的に映ります。
「取材記事」デジタル時代の農業広報:農林水産省広報担当からコツを学ぶ
農林水産省職員・フードアナリスト 松本 純子
https://agri-food.jma.or.jp/tokyo/interview/interview_08.php
また、訪れた地域の食材を使ったレシピを、松本さんの夫、料理家の樋口直哉さんと一緒に発信しているのも、松本さんが発信する情報の特徴です。生産者への愛情と素晴らしい表現力、そして本業と趣味の両方を真剣に頑張っているバイタリティが素晴らしい方です。
note https://note.com/junko_matsumoto
Instagram https://www.instagram.com/matsujun.maff/
日経ビジネス https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00266/
“公務員フードアナリスト”松本純子とゆく、100年先も守りたい郷土料理探訪
https://localletter.jp/projects/localfoods
■これからは自ら発信していく必要がある by 松本純子
これまでの情報発信は、メディアに取り上げられることでした。例えば、地域についてテレビで特集が組まれるような形です。
しかし、メディアとなる媒体は時代と共に変化しています。
今では、全世代でテレビ以上にインターネットによる情報との接触時間が増えており、特にYouTubeやInstagramから情報を得ている人が多くなっています。
だからこそ、メディアに取り上げられるという受動的な姿勢でいるのではなく、能動的な姿勢で、メディアの媒体の変化に応じ、自らが発信することの意義が高まっている、と言えます。
■地域活性に必要な発信
日本全国で少子高齢化が進行する地域にとっても同様に、「発信」は地域活性の視点でも重要であると、松本さんは話します。
発信に必要な視点が「人」「体験」「気づき」の3つです。
地域の特色として取り上げられるものの、多くは“食”です。しかし、どんな人が、どんな思いでその地域の野菜や果物などの1次産品、醤油やオリーブオイルなどの二次産品を作っているのか。
地域の中の、どの人が作っているかが分かることで、“食”とそれを含めた地域の魅力が一層増すはずです。
「体験」については、デジタル化が進む中で、リアルな体験の価値が高まっていると言います。
観光ブックに記載されるような景観をただ楽しむだけでなく、実際に体験する。
農泊における体験というと、農業がイメージされがちですが、地域の飲食店に訪れ、地域の人と交流することも、農泊体験の1つです。
そんな地域での体験は、“他の地域では模倣できない” ものであり、それ自体が地域の “強み” になると考えられます。
最後の「気づき」に関して、松本さんは
実は、地域の方が自分たちの魅力に気づいていないこともある。 と話します。
「うちの町になんにもない。」
そんなことを言う方も多いようです。
このことに関して、インターン生の手島さん(宮城大学3年生)から質問をさせて頂きました。
「どのようにすれば、地域の人が自分たちの地域の魅力に気がつくことができると思いますか?」
この質問に対して、松本さんは
「小さな成功体験の積み重ね」が大切であると言います。
これは、地域の人、地域に訪れた人が地道にその土地で感じたことを、記録として残してくことです。
好例として、
「美瑛でしたい100のこと」https://note.com/biei_farmstay/m/m0bbd6d589116
が挙げられます。
上記のように、地域での体験の発信を積み重ね、アーカイブ的にアクセスできるようにしておくことで、これまで気づかなかった地域の魅力に気がつく、きっかけになるということであると思います。
カンファレンスの打ち上げは、竹芝のパッパゲッロにて。インターン生、美瑛、イタリアプーリアからも集まって盛り上がりました!地域の魅力をみんなで発信していきますね。

