第42回プロスペール・モンタニェの夕べが2022年11月4日、パレスホテル東京で行われました。
200名以上が参加した華やかなフランス料理ガラディナーに参加させて頂きました。
SDGsがテーマの今回の料理は
産地にこだわり、料理、盛り付け、お皿、そしてサーヴィスも素晴らしい演出でした。
私がパレスホテル東京へ紹介した生産者の野菜が使われ、なんとメニューに生産者の名前を入れてくださったので、生産者の代理でドキドキしながら、参加させていただきました。通常は会員にならないと参加できない晩餐会で、斉藤総料理長のお計らいで参加させて頂きました。
3年ぶりに開催されたパーティは、非常にチャレンジングなメニュー構成で、
「どうやって作っているの?」と聞きたくなる料理ばかり。
お隣はトップシェフ、正面には有名調理師学校の教授というテーブル。ある程度のレベルのシェフになると、興味のない料理には全く質問が出ませんが、テーブルの皆様から、次々に質問が出てきて、回ってくる斉藤シェフを質問攻めに(笑)
「そんな簡単には教えられません」って言われてしまったのですが、質問が出るというのは、最高の褒め言葉でもあり内心ホッとしました。
200名以上の宴会料理にも関わらず、街場の星付きレストランの様な細かな装飾や、適切なキュイソンで提供するのは、本当に難しいことです。
総料理長の下に、腕のいい料理人がいて、その教育レベルも高いことが重要です。
もちろん、最新の厨房機器と、バックヤードで盛り付けるタイミングの指示などの連携もコミュニケーションがしっかり取れていることも必須条件。
今回は笹野部長もステージに登場して、食材の仕入れが任せられる安心感が違うと斉藤総料理長からのコメントもありました。
最高のチームワークで、最高の食材を料理し、素晴らしいメンバーで食べさせていただく幸せを堪能させていただきました。
<menu>
シャンピニオンのコンソメ セーブ茸
東京産ケールのフォカッチャ 北海道産小麦のカンパーニュ
静岡産鮪とリゾーニ 胡麻油 トマトのクーリ
パテ アンクルート 洋梨と無花果のチャツネ コンディメント
フランス産トピナンブールのブルーテ イタリア産トリュフとパンチェッタ
鹿児島産平鱸アーモンドのピューレ 上州舞茸のフリット 塩漬け瀬戸内レモン風味のジュ
香川県産黒毛和牛オリーブ牛の塩殻包み 東京産ベトラーブとオリーブリーフパウダー 京都産堀川牛蒡
→東京西洋野菜研究会のベトラーブ(ビーツ)、天神山須藤園のオリーブリーフパウダー
シェーブルドール モンドール ブルーデュヴェルコール、サスナージュ 岡山産マジャクリ
柚子
ババ
カフェ
クラブ・プロスペール・モンタニェとは、
故ルネ・モラン氏により1950年フランス・パリ市で創立。
”美味しい料理は最高の材料でしか作られない”を合言葉に、
最高のディナーを食文化に関わる料理店主、料理人、ガストロノームと共にする会です。
また、新人育成を目的とする料理コンクール”フランス料理最優秀見習料理人選抜コンクール”を
年一回主催しており、格調高いフランス食文化の伝統をもっとも忠実に継承し、
将来に向けて発展させるための友好団体のひとつです。
http://www.montagne.jp/jiseki/index.html